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カテゴリ:お遍路さんに行きたい
先日 四国の紙製品の取引先から
新製品の紹介に来ました 私は 彼とは 久しく出会って無く 行き違いばかりで 最後に出会ったのは 世界がまだ20世紀の頃でした 私と仕事の話をしても仕方ないので 話題は 私がしていた お遍路さんの話へ 身の程知らずに 気の赴くまま歩いて 初日で脱水状態になった話 遍路道をへろへろで歩いていたら お接待を受けて 力を頂戴した話 などなど 四国の人は ホントに親切だと 感謝を込めて話しました 四国出身の営業マン氏は それを当たり前のように 頷いて 一つ一つ理解して 聞いてくれていたように思います 聞けば 彼の お父さん お母さんも お遍路さんしている ということでした 「ただ」 と彼は言いました 「ただ 四国の若い人は あまり関心無いようです」 「そんなものか」 そんなものだろうな と思いました 戦後の 豊かさが当たり前の社会に生まれてきたのですから 無理もないかな 今朝 毎日新聞が 高松の遍路道で ミカンの木とかを植えて お遍路さんに食べてもらおう という地元NPOの試みを 紹介していました 有り難い話です 四国を目指すお遍路さんは 何か理由があってそれを行うのですが それを迎える 四国の人々の暖かさは どれほど お遍路さんを励ましてくれることか そんな魔法のような力を 四国に人々は持っているのだと言うことを 四国の若い人々も あらためて認識していただき 誇りを持っていただきたいな と 今朝の新聞を読んで あらためて 自分が頂戴した お接待の一つ一つを思い返しながら 感じました 「今度 会社の傍を通るとき 日にちがわかったら 教えて下さい」 別れ際に 紙製品の営業マン氏は言いました 「お接待をしてくれるの?」 と聞くと 「はい」 という返事 「ありがとう」 と返事しました 彼なら 必ず都合をつけて実行してくれるでしょうが 話だけでも 有り難く 嬉しいことじゃありませんか 打ち止まっているところから 彼の会社の付近にたどり着くまでには 相当厳しい道のりなのですが 一丁 都合をつけて 歩きに行こうかと いう気になりました でも 彼の会社の前は通らないでしょう 歩き遍路コースから遠回りになって とても 足に余裕がないでしょうから 話だけで もう十分 お接待を受けたような 有り難い気分ですよ ホントに 四国は 不思議な いいところです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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