2010年07月米消費者物価指数(CPI)[米労働省]
米消費者物価指数の低下が取敢えず止まった。アナリスト予想と若干上回った感じである。状況的はデフレまでには至っていないのだがデフレ傾向は継続している。米国社会の抱える不良債権が米金融当局の供給した資金を吸収してしまい、実物市場に流れず物価を下押ししているようである。7月の米消費者物価指数は前月比+0.3%、コア指数は+0.1%=労働省(2010年 08月 13日 21:44 JST ロイター) 総合指数・コア指数の短気推移をグラフ化すると下図のようになる。作成者:キュー データ:米消費者物価ニュースリリース[米労働省] 総合指数は緩慢な下降基調、直近上昇。対前年同月比はブラス圏で推移し、下降基調。直近上昇。コア指数は緩慢な上昇基調、直近7ヵ月増加。対前年同月比は下降基調。直近4ヵ月横ばい。総合指数は下降基調を継続しているがエネルギー価格上昇で一旦下げ止まり。コア指数も下降に転じると思っていたがなかなか下がらない。国内需要は弱そうであるが底割れする様には見えない。一進一退。 総合指数・コア指数の長期推移をグラフ化すると下図のようになる。作成者:キュー データ:米消費者物価ニュースリリース[米労働省] 総合・コア指数共に長期上昇基調。前年同月比は長期下降基調。徐々に上げ幅を縮める傾向。総合指数はまだ高すぎ、調整が続きそうな感じである。90年-97年末までの一次回帰直線から調整が終了するのは来年の1-3月位。米国景気は年内いっぱい、足踏みをしそうな雰囲気である。参照資料 米消費者物価ニュースリリース[米労働省]米国経済(デフレ) ブックマークプラス by SEO対策 経済と株式 経済ニュース 株取引