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久々に「派遣ドライバー」として仕事をする事になった。
前日、某大手アルバイト派遣会社から電話があり、「久々に仕事に入ってみませんか?」と来たので、暇を持て余していたので入ることにした。 家の検査をする人を乗せて、建設現場を周るらしい。 大宮よりちょっと先の駅で降り、徒歩5分。 集合場所のビルは見つかったものの、入り口が見当たらない! その会社名も表示されていないし、どこからビルに入ればいいのか全く分からないのだ。 集合時間は迫っており、焦ってきた。 時間ギリギリになってようやく裏口に回る方法が分かり、会社名も確認できて一安心… まったく、なんて不親切な会社だ(笑)! 担当者の方と挨拶をし、簡単なレクチャーを受け、キーを受け取って離れた場所にある車を取りに行く。 街中でもよく見かけるトヨタの商用車だが、「天然ガス車」であった。 天然ガス車を運転するのは初めてでちょっとワクワクしたのだが、少しパワー不足が気になる程度で、他に変わった部分は無いような気がした。 会社前に戻り、点検の担当者を待つ。 頭のハゲかけたおじ様が登場! 「この人と狭い空間で2人きりか・・・」と、間を持たせるのに苦労しそうな予感がしていた。 最初に向かうのは、私が住んでいる家から車で30分程の所にある建設現場。 「家の近くなら道が分かるぞ」と喜んだのも束の間、現場への到着時間はかなりシビアに設定されていて、その時間に狂いが生じるのは不味いと聞かされる。 現場に到達するための最速ルートなどはもちろん知らないので、検査員の方にナビをして頂き、運転に集中する事になった。 道中、時間が迫っているという事もあり、ちょっと無茶な運転をしてしまって、検査員の方に「危ないな~、もうちょっと慎重に頼むよ。」などと言われてしまった。 時間が決まっているなんて言うから、頑張っているんじゃないですか~! と声を大にして言いたかったが、車内が気まずくなるのは必至だし、安全運転しなけりゃいけないのはもっともなので、大人の対応を心掛けた(苦笑)。 現場に到着すると、私は一人車内で待っている事になる。 「次の現場までのルートを考えておいて」と言われたので、旧式のカーナビを操作し、ルートの入力を済ませた。 検査が終了し、次の現場に向けて出発。ナビの予想では、30分程度で到着するようだ。 しかし… 20分程ナビの指示通りに走ると、「このルートはダメだな~」とダメ出し。 「そうですか、すみません」と謝ってみたものの、彼の言い方にはトゲがあり、ちょっとイラついてきた。 まぁ、確かにカーナビは遠回りの道を指定する事もあるので、ナビに頼って走る事が賢くない事もあるのだが… 2ヶ所目も短時間で終わり、次の現場に向かう途中で昼食を取る事になった。 私は密かに用意してきていたのだが、「店に入ろう」と言われて断るのも失礼かと感じて、店で食べる事にした。 安い店だったら良かったのだが、そう上手くは行かなかった(涙)。 店の駐車場から車で出る時、最高に怒りを覚える場面が来た! 彼が「じゃあ、右ね」といいつつ、左の方向を指した。 私は彼の言葉よりも動作を優先して考え、左に曲がろうとしたら「そっちじゃない!」と注意された。 しかも「しっかり頼むよ」という小言付き。 あんたがちぐはぐな行動をするからだろ~! このもうろくジジイが! と言ってやりたかったが、そんな事をしてもこれっぽっちも得する事はないので、何とか冷静さを取り戻す事が出来た。 まぁ、心の中ではしばらく彼を罵倒していたのだが(笑)。 この後は彼に対しての警戒心が強くなり、次の次の現場に向かう時に同じように「言っている方向と指す方向が逆」という状況が発生したのだが、冷静に対処する事が出来た。 私も段々疲れて来たし、とんでもなく間違えた指示を出される可能性も考慮し、話し掛ける回数も減った。 そして、それ以降は何事も無く業務を終了する事が出来た。 車を置いて会社に戻ると、担当者は外出していて待っていなければならなかった。 戻ってこられたので、キーを渡すと「よくあの車が動いたな…」と呟かれた。 話を聞くと、それは私が運転していた隣に停まっていた車のキーだったのだ。 それで動いてしまう車も問題だが、指定された車のナンバーをちゃんと確認しなかった私の責任も重い! しょっぱなから大チョンボをしていたのに、事あるごとに隣に座っている検査員の方に怒りを感じていた自分が恥ずかしかった(汗)。 こうして私は、仕事を終えた充足感ではなく、大きなミスを犯した事によるオチコミを引きずりながら、家路に着いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/08/05 02:13:19 AM
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