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テーマ:暮らしを楽しむ(388605)
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大型SC(ショッピングセンター)の郊外出店に規制が設けられるという記事が新聞に掲載されていた。
100万平方メートル以上の建物が対象となるようで、今後はスーパー各社の経営方針の変更が予想される。 なぜこの記事に目が留まったかと言うと、数日前に新聞の別紙で田舎町に建設された巨大な空母のような スーパーマーケットの写真を見ていたから。周りは田畑で、その建物だけがコンクリート固めの近代的建物で 非常に違和感を感じていた。思えば地元、兵庫県にも郊外に多くの大型スーパーが存在する。 近年も新しいSCが開店し、大型レコード店のHMVもやってきた。 市で二店舗目のスターバックスも開店した。 この変化は本当に喜ぶべきであるのか。地域住民、特に若者は 大都市にしかなかった有名店舗の開店に喜ぶだろう。だが、その代償として 周囲の農地を失い、静かさを失う。治安も悪化するかもしれない。 また、車の運転の出来ない高齢者にとって自動車しか交通手段の無い大型SCは不便だ。また、大型SC開店によって 地域の個人商店が倒産することにより日々の買い物の利便性が落ちることも考えられる。 一方、大型SCの開店によって地域の活性化というメリットがある。近隣にはマンションが建設され、新しい駅やバス停の出現によって 小規模の町となる可能性を持っている。また、同じ建物の中に、生鮮食料品から映画やボウリングという娯楽施設まで完備したSCの利便性は高い。 自分自身、東京都内ではそのような店が少ないため、一度に様々なものを購入する時には、あちこちの店を回らなければならなくなり、 大変なときもある。 そこで考える理想は、今は弱体化している商店街の活性化だ。 商店街といえば、薬局からヘアサロン、生鮮食料品まであり、何でも手に入る。 また、個人商店では取扱商品の「プロ」がいるため、取扱商品の情報を得る事ができる。 「今日はこの魚が安く、おいしい」「この野菜は○○に使うのがおいしいよ」 など、物を購入する以外の付加価値は大きい。 なにより、僕は「楽しい」と思う。 「消費活動が自己表現の一部に移り変わりつつある」と、ある会社の社長が講演会で言っていたが、 生鮮食品購入にもあてはまるのではないか。 整然と陳列された商品を押し付けられるよりも、 様々な店から自分の意思で選ぶことの出来る商店街は、僕には魅力的に映る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 21, 2005 12:43:52 PM
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