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1月26日、心配していた食あたりやスリなど、何もなく無事、成田空港にたどり着いた。
そして、自宅から最寄のホテルまでリムジンバスに乗った。 ホテル前にリムジンバスが着き、ホテルのスタッフが車椅子を出すのを手伝ってくれた。 そしてタクシーに乗りたい旨を伝えると、彼は早速タクシーに近寄ってくれた。 そして、タクシーに車椅子を載せる際に「どうしたらいいですか?トランクにのせますか?」 と聞いてきた。内心、う~ん 普通はトランクにのせるのじゃないかな~なんて思った。 やはり日本人は行動よりもまず、考える。のだ。 タクシーのトランクに必死に彼は、車椅子を積み込むがトランクが小さく乗らない。 次のタクシー、さらに次のタクシーに聞いて回るが、タクシー運転手は皆、首を横に振るのみ。数台に拒まれたあと、彼が困っていると、ほかのやや年配のスタッフが「とにかくのせてみろ」 と嫌がる運転手を無視して強引にトランクをあけさせ積み込んだ。 「いや~前のタクシーが断っていたので、これも無理だと思ったんですと~」 なんて、言い訳を運転手から聞かされた。 用は、つんでみようという、行動力、やる気がないだけじゃないのかと思った。 これが中国ならトランクをあけてでも目的地にまっしぐらだ(実際にトランクをあけっぱなしで15分くらい走った) 目の前の客を捕まえて金をかせごう(行動)する、中国人。 面倒なことは避けておきながら、考えを先に起こす(思案)する日本人。 どちらが良いかはわからない。社会の成熟度が違うのだから。 しかし、 「中国人の貪欲さ、日本人の貧欲さ」 を感じることはできる。 新聞の記事で「休日をどこにもいかず支出をしない若者が多い」 「スキーに行く若者に人数が減少している」 ことを知った。 なんでも、スキーに行くのは寒し、支出も多く、皆で行くのは面倒らしい。 面倒といえば、確かにすべては片付くのだが。 日本で人が困っていて「僕が乗せていくよ」 「タクシーの乗せるよ。お金はいらないから」 なんていう人がどれくらいいるだろう。 中国ではトイレのドアにしても必ずといっていいほど皆が協力的にあけてくれた。 日本では、どうだろう。 気遣うふりをして、実際に行動してくれる人は少ない。 場所を変えて、ニューヨーク。 街も人間もクール、だなんていうけれど、ここの人は教育レベルが高いのか、 倫理観が高いのか、宗教的なバックグラウンドもあるだろうが、 「感情的な親切さ」抜きに「日常生活の一部として行動」 してくれた。 果たして、日本はどうなのだろう。 「感情的に助ける」 こともなく、それといって 「倫理観として、助ける」 と言うこともない。よく言えば「君子危うきに近寄らず」 であろうか。自分にプライドが高く、何も行動力が欠けている気がする。 家族や友達がいる自国で育ち、骨を埋めるのが一番幸せなのだろうが、 このような経験がある度に 「日本は果たして自分にとって一番の国なのか」 なんて思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 3, 2008 05:10:08 PM
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