2007/06/22(金)23:23
FRUITS CLiPPER
by capsule
近未来を彷彿とさせるテクノポップが敷き詰められた作品です。
格好良さと可愛さの両面を備えたオシャレな雰囲気が漂っています。
「FRUITS CLiPPER」は出だしのシンプルなリフから、その世界に引き込まれます。
高音域で軽快に踊るギターと電子音、低音域で深みを与えるバスドラムとベース音の上にカチッとはまるように、心地良い歌声が流れていきます。
溜めた後に解き放つ開放感も良い感じです。
「jelly」は唄をサポートするようにタイミング良く入ってくるバックサウンドが良いです。
ザクザクとカットし間合いを計りながら、軽快に流しいく進行も心地良いです。
「5iVE STAR」はグイグイと進んでいく疾走感が心地良いです。
美声と加工された声の2種のボーカルが交互にまくし立てていく様が良い感じです。
淡々とリフを繰り返すバックサウンドが、心地良い浮遊感を出してます。
「super speeder Judy Jedy」はオンとオフがカチカチと切り替えられていく進行が良いです。
重みのあるギターとポップな電子音が、上手く橋渡しを重ねながらバランス感のある曲になっています。
「megalopolis」はポップな電子音が良いです。
何層もの音が重なりあいながら、心地良い空間を演出してくれます。
「dreamin dreamin」は、これぞテクノポップの極みと言える曲です。
可愛らしく、そしてスタイリッシュにまとまったサウンドとメロディーは耳に残ります。
サビ前にすっと添えられた高揚感、サビ後半の溜めを作りながら放出される浮遊感など、合間合間の繋ぎの部分が、心地良いサウンドをグッと引き締めている気がします。
流れ星が降ってくるようにさらりと始まる頭の部分、余韻を残しつつフェードアウトする終わり方も良いです。
単純明快な解りやすさ、キャッチーなメロディーと、聴きやすいのも魅力的です。
洗練されたサウンドは心地良く、終始ポップな空間に浸れます。
踊りたくなる軽快なダンスサウンド、心地良い空間を演出するBGMに最適な一枚です。