虹
最近PCで音楽を聴くことが増えまして、アルバム1枚で通して聴くことも継続しつつ、自分で再生リストを作成するようになりました。やってみると中々面白いので、そのセットリストの紹介をしていきたいと思います。今回のセットリストのテーマは『虹』。ラインナップは以下のようになっています。ハイブリットレインボウ(BUMP OF CHICKEN)虹色の天使(くるり)レインボウ(クラムボン)虹(フジファブリック)虹(ニルギリス)tune the rainbow(坂本真綾)ハイブリットレインボウ(ピロウズ)虹(電気グルーヴ)7色にしようと7曲にまとめたかったのですが、迷った末に7曲8アーティストのこのセットリストに決まりました。他に頭に浮かんだのはラルクの虹、スーパーカーの虹色ダークネスですが、前者は明らかに浮きそうな気配で(ラルク~の名前自体が虹を意味しているはずなのに不思議な所です)、後者は虹らしさはありつつも他の曲とのバランス加減を考慮して外しました。残った曲たちは中々バラエティに富んだように見えつつも、虹を彷彿とさせる浮遊感、消え入るような儚さが、一つの一貫性を生み出しているような気がします。ハイブリットレインボウに関しては両者とも良さがあり、甲乙つけがたく外せない感じがあります。また虹色の天使とフジファブリックの虹、レインボウとニルギリスの虹も何処か同じテイストが感じられ、良い感じのコンセプトアルバムとなったと自己満足。虹というテーマがそうさせるのかもしれませんが、明るくポップな一貫性があるのも、さらっと聞きやすくて良い感じであります。リストを挙げただけでは味気ないですし、せっかくの機会ということで、この中から BEST OF RAINBOW SONG を決めたいと思います。甲乙つけがたいのですが、雑感を踏まえつつ選考を。まず虹の鮮やかさという点で、バンプとピロウズのシンプルなロックスタイルは若干見劣りせざるを得ない気がします。虹のような掴みどころのなさ、という辺りを考えて見ますと、くるりやフジファブリックのようなシンプルで聞きやすい楽曲は欠けるところがあるかもしれません。やはりきれいな女性ボーカルの方が虹の美しさを魅せる気がしますし、そういった点で男性陣の力強さはやや難しい面もあるきが致します。更に透明感のある虹の美しさという点から見てみますと、ニルギリスとクラムボンのハスキーボイスは僅かに届かない面があるかと思われます。さて、残ったのは坂本真綾と電気(+五島良子)。本当に虹と呼ばれるべくして虹の冠を背負った2曲です。楽曲では比べられませんので、最後の決め手は詩でしょうか。恋愛からの比喩的表現と、直接ストレートな表現。虹ソングを選ぶとするならば、やはり後者でしょうか…そういう訳で、僕が選ぶ虹ソングを発表します。電気グルーヴより「虹」。空に浮かぶ浮遊感、掴めそうで掴めない距離感、透き通るような透明感、色鮮やかな美しさ、そして何といっても見るものを虜にする存在感。それを虹と呼ばないで、何と呼ぶべきか。虹といえばこの曲、この曲と言えば虹、虹といえば電気グルーヴ、電気グルーヴといえば虹と、4つが出揃うのはこれしか無いのでしょう。勿論、上記7曲、どれも名曲揃いなのは間違いありませんけど。愛、夢、ロックなど、さまざまなテーマがありますが、これらを絞り込むのは中々大変そうな気がしますので、虹のような端的なテーマから徐々にリストを作っていこうと思います。星、電車、東京、車といった辺りでしょうか。コンセプト別マイセットリスト、作ってみると中々面白いのでオススメです。