それ、そこまでして本当に欲しいですか？

October 23, 2020

カテゴリ：生活の知恵

自己紹介しつつ、車の話で相当時間を食ってしまいましたが、strandeがどんな生活をしているのかだいたいお分かりいただけたかと思います。

さて、話は変わりますが、昨今のコロナ禍の中、残業が減ったことによって給料が減っている方が多いと思います。
私もそうです。コロナ禍前と比較して手取りで軽く5万は下がっています。
こうした減給により、大好きな車を手放すことになったとか、軽自動車に乗り換えたとか、そういった話を周りの家持ち家庭からよく耳にするようになりました。

そういった話を踏まえてなのですが、みなさん大きな買い物をするとき、周りの意見に流されて本当は欲しくもないのに無理して買ったりしていないですか？

例えば家は良い例かもしれません。
こんな話、よく聞きますよね。

月々のお支払いは今住んでいらっしゃる賃貸と変わりませんから。
持ち家は資産になりますから。
XXXさんの年収だと、これくらい思い切っちゃっても差し支えないですから。
住宅ローン控除で年末調整時に税金がしっかり戻ってきますから。

さらに、

XXXさん、新しい家建てたんだって。
YYYさん家に行ってきたんだけど、すっごい広くて開放的で羨ましかった。

などと、家に関しては色々な意見が飛び交いますよね。
そういうのを聞いて、俺もそろそろマイホーム欲しいな。と思う方が大勢いらっしゃると思います。

まぁ確かにそうなんですが、まずお金についてはちゃんとシミュレーションができているかが重要ですよね。
住宅ローンを組んだ時に、ローン返済だけではなく税金や見込みの修繕費などの継続してかかる費用、もっと言うと減給リスクまでちゃんと織り込んで計算ができているか、それでも余力があるとちゃんと判断したのでしょうか。
さらに、最悪売らなければならなくなった時にいくらで売れる見込みがあるのか。
ちょっと手間をかければさほど労力がかかることなく計算することができますが、それをせずに勢いで家を買ってしまい毎月のローン返済のために必死こいて働き倒している人が山ほどいることでしょう。

それで良いのであれば止めませんが、そういう人たちを見てもあまり幸せそうには見えません。
だいたいローン返済のことで頭がいっぱいです。
減給を目の当たりにしているコロナ禍ではなおさらですよね。

お金の話に加え、そもそも家って本当に欲しくて買ったんですかね。
YYYさんが買ったからとか、周りに流されるようにして買う人も大勢います。
「俺もそろそろ」なんて語りだす方がそれに当てはまることが多いです。
こういう家が欲しい、こうでなきゃ死んじゃう！程の超明確なビジョンがあるのでしたら別ですが、人に上手いこと乗せられて「俺も欲しいかも」って思ったくらいなら、無理してローン組んでまで買わなくてもいいと思います。
家を持たずに賃貸で暮らし続けることが恥ずかしいことでもないです。

「マイホームを持って幸せな家庭を、、、」なんていうのはあなたの意見ですか？
マイホーム＝幸せなんて誰が決めましたか？
単純にメーカーや銀行の販売戦略やマーケティング戦略に踊らされているだけではないですか？

人の意見に惑わされず、事実と自分の信念に基づいて賢く買い物の判断をしましょう。
※持ち家論を否定する目的の記事ではありませんので誤解のなきよう。

巷で常識とされている事柄は、事実なのか、単なる人の意見に過ぎないのか、ちゃんと見極めて行動せよ。
こういった考えをさせてくれたのが、こちらの本でした。