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熱湯沸くの【過疎】ブログ

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2020.03.22
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カテゴリ:書籍
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内容(「BOOK」データベースより)

七年前に行方不明となった少女の遺留品が発見された。生存が絶望視される中で、少女の父親、井狩治夫の執念が実った格好だ。だが、井狩の自宅に呼び出された県警捜査一課の都筑は、情報をもたらした興信所調査員、梅崎を紹介された瞬間、確信する。ガセだ。報奨金目当てだ。つまり、こいつは自分と同類だ、と。都筑はかつて似たような手口で井狩から報奨金を騙しとった過去があった。やむを得ず手を結んだ二人だが、数日後、梅崎が死体で発見される。いったい梅崎はなにを掴んでいたのか?都筑はその死までの足取りを追うが…。「このミステリーがすごい!」ランクインの傑作警察小説。

「腐った刑事」「腐っても刑事」

行方不明になった娘の父親、井狩治夫は主人公の都筑寅太郎を信頼していると同時に娘の帰還を頑なに信じている。都筑はその井狩治夫を疎ましく思うと同時に報奨金を騙しとった罪悪感が常に付きまとう。

両親とも自分の家庭からも失敗し荒んだ生活を続けている主人公・都築が、かつて自分がミソをつけた事件と、梅崎の事件をきっかけに、もがき苦しみながらも真相に迫っていき、ラストは今までの古い自分を脱ぎ捨てるられるか?
重い枷をつけた主人公が自力で再生のきっかけを見つける作品でもあります。

地方都市の閉塞感と、折り重なった謎を少しずつ解き解いていく過程と、厭戦気分のような湿っぽく重い描写など読み応え十分の力作です。
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最終更新日  2020.03.22 22:58:33
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