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カテゴリ:その他
中学を卒業した後、板前になり、医療福祉施設で包丁を振るっていた。
自分には勉強は合っていない、その生活に満足していた。 ある日ボーナスが入った。 友達はまだ、高校生。 俺は板前で、もう一丁前に人を喜ばせて、金までもらっている。 正直「どうだ!」という気持ちがあった。 嬉しくなって、施設の職員に自慢して回った。 医者の人に自慢したところで、私は愕然とした。 ボーナスの桁が違ったのだ。 正直、腹が立った。 職業が違うだけで、これだけ差があるのかよ。 どちらも喜ばせる職業には変わらないのに。 板前を辞めた。 それは学校に行くためだ。 医者上等、なってやろうじゃないか。 と、定時制に通った。 長田曰く 「ビリで入って一番で卒業した」 この言葉は重かった。 彼の目が輝きがそのバックボ-ンを雄弁に語っていたからだ。 現在、国立の医学部に入るために勉強をしているが 「去年の長田のセンター試験の結果は俺と同じくらい」と 前述の国立理系の大学院に通っている友達が言う。 彼が数年後、医者になっていることを私は確信している。 こういう人間が医者にならないとどういう人間がなるんだ、 とさえ思えてくる。 そんな再会が1ヶ月前にあっただけに、 今回の「ボー連会合」には正直がっかりした。 別に「医者になれ」とか「偉くなれ」とか言うつもりは さらさらない。 自分が何者で何がしたいかだけははっきりさせて欲しい。 笑い話も大いに結構、しかし飲み会で一度、それだけで良いから ワクワクする話を聞かせて欲しい。 「年末にまた」と言っていたが、 同じメンバーなら私は行きません。 お互いにもう少しワクワクする人間になったら、お会いしましょう。 以上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004/10/02 12:24:05 AM
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