2011/07/20(水)22:13
「臨床解剖学・画像診断」講義メモ
「臨床解剖学・画像診断」
日本高次脳機能障害学会の2011年度 夏期教育研修講座の講義メモです。
以前の日本言語聴覚士協会の生涯学習プログラム講座(京都)と同じ田川先生の講義で、内容もその時の凝縮版という感じだったので、わかりやすかったです。
ある程度同じ内容のメモになりますが。
あくまで、自分用のメモです。--------------------------------------------------------------------------------
講義メモ(ただの個人的なメモです)
Brocaのみの限局された病巣では、非流暢性の発話とならない。
Broca+中心前回で、非流暢性の発話となる。
純粋語唖
中心前回下部
運動性失語
Broca領域から中心前回へと拡がる病巣
動脈は、前前頭動脈、中心溝動脈、前中心溝動脈が関係している。TCMA
補足運動野の近傍・・・発話の開始困難
Brocaの近傍・・・音韻や文法の障害
ACAとMCAの境界域梗塞で出現することあり。
TCSA
側頭・頭頂・後頭葉接合部で、ウェルニッケ野を取り囲む領域
MCA/PCAの境界域梗塞で出現することあり。
MCAの閉塞でもPCAの閉塞でもTCSAは生じうる。
Broca領域のみでもTCSAあり
超皮質性混合失語
ACA/MCAとMCA/PCAの境界域梗塞(両方)
深部型境界域梗塞(穿通枝と髄質枝の境界)
感覚性失語
ウェルニッケ野(上側頭回の後部)
ウェルニッケ野から角回、縁上回へと拡がると重度になる。
伝導失語
主として縁上回。中心後回下部でも出現。
弓状束の損傷による離断症候群。全失語
深部型境界域梗塞(穿通枝と髄質枝の境界)