CANTOIMA(今泉仁志)のブログ

2006/11/24(金)16:31

音を楽しむと書いて"MUSIC" !!??? その3

さて、「猿楽」「田楽」「雅楽」「漫才楽」など、古来から「楽」の字は良く使われていました。 『「楽」の文字は本来「楽しむ」という意味よりも、「木」の台の上に乗った「白」い皮の太鼓を両側からバチで叩いている様子を模したもの』 と先日の日記で書きました。 『そして"music"や"musik"の語源は、ギリシャ語の「ムジケー」 が語源です。日本語に訳せば「韻文」。 』 とも書きました。 この二つは実は同じ事ではないか? そうも考えているのです。 どちらもリズムに関係しています。 リズムを揃える、整える、 リズムは、人の気持ち「人心」を束ねる事が出来る、、、。 美しくも、 悲しくも、 激しくも、 恐ろしくも、 喜ばしくも、 輝かしくも、 そして「楽しく」も、 様々な心や感情にリズムを合わせる事が出来ます。 一つの感情や心の状態に支配されるものではない、、。 これが、音楽ではないか、と考えています。 宗教的でもありシャマニズム的でもある、、、。 だから、歴史の中では音楽が「怒り」の心を束ねたこともあったのは事実。 更に、、、 『軍楽隊の奏でる音楽は「楽しいから音楽」の音楽か?』 バグパイプを鳴らしながら敵の弾めがけて行進した時果たして人は楽しかったのか? 楽しく無ければ音楽じゃないのなら、スコットランドの軍楽はじめ軍楽は音楽から外して!とも言いたくなる。琵琶で訊く平家物語も楽しいばかりの歌か?てなことも、、、 でも「楽」という漢字の本来の意味に従えば、 これらも紛れも無く「音楽」。 パチンコマニアが大好きな店の喧噪の音の中、 出玉のジャラジャラという音、 フィーバーした時の電子音、 パチンコ好きには本当に実に楽しい音です。 ではこれは音楽か? (きっとこれは意見は別れるところかな、、とも思いますが、、、。) (で、、わたしは、パチンコは嫌いですが、、) とにかく、 「楽」 の漢字が持っている意味が 今の「楽しい」 という言葉の持つ意味へ、、、と、 長い時間の中で変わって来た、、、 ということも重要な事、、、 何時、何処で変わったんだろう、、、? 音楽は「音楽」という名前になるよりも遥か昔に生まれ、 「音楽」という名前が無いまま長い時のなかで育まれてきたことは事実。

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