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November 25, 2014
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カテゴリ:そのほか
  • christmasconcertのコピー のコピー.jpg


今回のクリスマスコンサートで
以前から歌いたかった曲を一曲歌います。
“The Wren in the furze” です。
「ハリエニシダのミソサザイ」

アイルランドではクリスマスの翌日26日は聖スティーブンス・デイというお祭りの日らしいです。
この歌によればその日にはミソサザイを捕まえどうも食べる様です。
この日は大人も食べ物や飲み物をねだって回る様ですが、その代わり歌を歌い楽器を奏で、音楽とダンスを一緒に楽しむみたいです。
“The Wren in the furze” The Chieftains song:Kevin Coneff


どうやらこちらの旋律の方が古くからのものの様です。
先の曲はひょっとすると歌い手自身のオリジナルであるかもしれません。
“The Wren song” Liam Clancy


しかし、どちらの曲も英語が母語の人にとっては普通に話しているのと同じかも知れませんが、
日本語のみを母語とする者にとって、これらを歌うことは「早口言葉」になってしまいます。
また、聴き手がパッと聴いても意味も聞き取れ無いというのが一般的なところだと思います。
が、母語で無いが故にまるでリルティング(lilting=敢えて言うなら「口三味線」)の様な面白さを感じる事が出来ます。
また、リルティングの楽しさに加え、何かお話が進行しているらしい、そんな雰囲気もこの曲の面白さです。

“Irish lilting”


“The Wren in the furze”と同じ様に語るスピードで歌われる歌。
「フィネガンズウェイク(フィネガン氏のお通夜)」
“Finnegans wake”



ドイツ歌曲でもレーヴェのこんな曲もありました。
やはりドイツ語を母語とする人の喋る速度で歌われます。
また、レーヴェのいくつかの歌曲ではケルトの世界が歌われています。
“Kleine Haushalt”


これらの歌を歌うことは西洋語の歌を歌う者の端くれとして、
他の曲に比べたら練習の時間はすごくかかりますが、
そのボーダーラインをちょっとは超えてみたいものです。

歌っていても聴いていても、人の体に備わった可能性や言葉という文化の多様性に
触れて行く様でもあり、その分非常に面白いものです。
(歌の中身とはちょっと違いますけど・・)

しかし、意味も何もわからずにノリだけで歌ってしまうと面白さがほとんど伝わらない・・・
というのもまた歌詞を伴っている歌の面白いところです。







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Last updated  November 25, 2014 11:09:35 PM
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