キングストンからネグリルへ
ジャマイカの町の名前のついたこのスニーカーからはビーチのスローな雰囲気が伝わってきます。夕日のきれいなことで人気があるこのネグリルという町。条例で町で一番高い椰子の木より高い建物を建ててはならないという決まりを耳にして、人間と自然との調和で町は成り立っているのだと感じました。建築家の安藤忠雄は、TVの中で都市の近代化に伴って高層化していく町並みに大きな危機感を抱いているといっていました。なりふり構わず進んでいく都市化の中で便利さと反比例してなくしてしまっている大事なもの。振り返って見直してみてみると人間にとっての進化は地球にとっての劣化であるのかもしれない。大きく息を吸ってもう一度自分の位置を確かめてみる。ネグリルという町のことを考えながら。奪い取るのではなく分け与えながらお互いに幸せに向かっていく