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アメリカでPT になる為の質問について

アメリカでPTになりたいと 今現在勉強している方を一人だけ知っていますが、それ以外の方で勉強中や、実際にPT,PTAをなさっていると言う方には 未だ出会っておりません。

日本からのメールで、「アメリカでPTになりたいのですが、、」と質問を何度か受ける事がありました。そこで、私の知っている限り アメリカのPT、PTA について 書いてみたいと思います。

まず、良くある質問ですが、

アメリカでは4年大学に行った後に 更にPTの専門分野を勉強する為に学校に行かなければならないのですか?

と言うモノですが、答えとしては、はい、行かなければなりません。

この上のコンテンツにも出ていますが、2002年から最低4年のマスターディグリーを取らないと PTになることは出来ません。正し、レギュレーションも変わり、今ではPTの過程を卒業するとドクターディグリーがもらえます。つまり、アメリカでドクターになることが出来る訳です。と言っても、メディカルドクターではありませんが、ドクターな訳です。普通は4年後、2年のPTの過程があります。
上のコンテンツを読んで、「アメリカの医療のリンク」の所にあるOccupational Outlook Handbook の所に飛んで Physical Therapistに行って下さい。そこには もっと詳しい内容がある筈です。アメリカでの仕事の内容や、年収等も出ています。

もう一つ、アメリカでは約15年前までPTが不足していました。PT事体比較的新しい分野だと思います。正し、歴史的には古いです。15年前まで不足していた為、海外から(特にフィリピン等)PTを呼び寄せ雇っていたのが現状です。

アメリカは日本と医療システムが違います。保険のシステムが日本と全く違いますので 保険が変わると医療システム事体に大きな差が出て来ます。一番良い例が 最近の看護婦不足です。アメリカでは15年位前まで看護師に対してのシステムが違い、最近になってベビーブーマーの高齢化に伴い 保険のシステムが変わりました。そして 今は看護師不足になっています。

PTにも同じ事が5年前に起こりました。 それまでPTは4年大学に行き、ライセンスを取ればなれる職業だった事と、PT不足だった事と、年収が結構良い職業だった為 途端に人気職になりました。そしてPTが余りぎみになり、本来の仕事に対する情熱を持って居ない人でもお金の為になる人が多くなってきた事と、それ保険)を乱用するような事が増えた為、保険会社や政府の保険の見直しがあり、空前の仕事不足になってしまいました。そのため、本当にPTを必要としている患者さんに良い治療が出来ない状態になってしまっています。

Occupational Outlook Handbookを見てもわかるように状況は少しづつ回復はしていますが、昔の様にはならないかもしれません。日本ではどうだかわかりませんが、アメリカでは今の所、PTが余っている状態で、人気色では無くなっています。

これが今のところ PT、PTAと言う職業に対しての私の認識です。
ご参考になれば 幸いです。


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