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Rainbow Sigh

Rainbow Sigh

赤。h

鏡に映った自分の裸体を見て愕然とする。
さっきまで想像していた、あなたに抱かれている私はこんなにもキレイじゃない。
髪を下ろした自分を見て愕然とする。
さっきまで微笑もうとしていた、唇を濡らしていた私はこんなにもありふれている。

罪悪感と期待の間で揺れる毎日。
それでも絶頂はあなただけがいいと思う。その瞬間にあなたを呼んでしまう。
それはいけないことじゃないよって、誰かが言ってくれたけど、私はこんなにも。

全てを通り越してあなたと快楽に溺れたいよ。

あの手が私の顔の柔らかいパーツを撫で、あの瞳が今以上に熱を持ち私を見つめたら、きっとそれは極上。
ただあなたの体温を感じただけで、上りつめてしまうかもしれない。
触れたときから、我慢なんてできなくなる。
刹那でもいいから、あなたが欲しくなる。
見つめて欲しくなる。
どこでもいいから、服なんて破り捨てて裸になって、素肌で触れ合いたい。

言葉なんていらない。
ただ唇を求め合えれば、それだけでいいのに。
きっとそのときは同じ気持ちになれるでしょう?

果てた後にあなたが私を軽蔑したとしても、その瞬間さえあればいいかもしれないと思う。






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