大場はソフトバンク、長谷部は楽天が交渉権 1巡目確定
大場はソフトバンク、長谷部は楽天が交渉権 1巡目確定2007年11月19日15時16分 プロ野球の大学・社会人ドラフト(新人選手選択)会議が19日午後、東京都内のホテルで行われた。東洋大初の東都大学春秋連覇、神宮大会制覇に貢献した本格派右腕の大場翔太(4年、八千代松陰)は巨人、阪神、横浜、日本ハム、ソフトバンク、オリックスの6球団が1巡目指名し、抽選の結果、ソフトバンクが交渉権を獲得した。写真ソフトバンクから1巡目の指名を受け、笑顔を見せる東洋大の大場翔太投手=19日午後、東京都文京区の東洋大で 残る「大学投手ビッグ3」のうち、愛知工大・長谷部康平(4年、杜若)は地元・中日のほか、広島、ロッテ、楽天、西武の5球団の争いとなり、楽天が交渉権を得た。慶大・加藤幹典(4年、川和)はヤクルトが単独指名した。 大場の交渉権を獲得したソフトバンクの王監督は「馬力があり、今のうちに一番ほしい投手。即戦力として期待している」。長谷部の交渉権を得た楽天の野村監督は「左ピッチャーをとりたかった。社長の黄金の左腕は健在なり」と喜んだ。 そのほかの各球団の1巡目指名は以下の通り。▽巨人 村田透・投手(大体大)▽中日 山内壮馬・投手(名城大)▽阪神 白仁田寛和・投手(福岡大)▽横浜 小林太志・投手(JR東日本)▽広島 篠田純平・投手(日大)▽日本ハム 多田野数人・投手(元3Aサクラメント)▽ロッテ 服部泰卓・投手(トヨタ自動車)▽西武 平野将光・投手(JR東日本東北)▽オリックス 小林賢司・投手(青学大) 〈大学・社会人ドラフトの仕組み〉 1巡目は単独指名なら確定。重複すると抽選になり、全球団の選択が確定するまで入札、抽選を繰り返す。2巡目は高校生ドラフトの1巡目指名を回避すれば得られたが、今回該当する球団はない。3巡目はウエーバー方式となる。昨年までの希望枠はなくなった。