■Dell AW3420DW Review★
Dell Alienware AW3420DW レビュー 今回はレビュー記事です。メイプルストーリーについては殆ど触れないので興味のない方は回れ右してどうぞ。自身初の試みなので至らない点もあるかと思いますが御容赦くださいませ。私もウルトラワイドモニターを購入するにあたって海外情報含め事前にアレコレ調べましたが、参考になるような情報が少なく悩んだ事もあり、自身の経験を踏まえ、それを文章化し、記事に残そうと思い至った次第であります。現在、またはこれからウルトラワイドの購入しようと検討する人達への参考になることを願いまして、検討時に於ける留意すべき比較ポイントと、実際に使ってみた感想などについてツラツラと書き綴ろうと思います。それでは宜しくお願いします。■ウルトラワイドモニターについていわゆる縦横比が21:9のモニターのことです。シネマスコープサイズ、略してシネスコと呼ばれる画面比率で、文字通り映画を横長大画面で見るための規格です。一般的に解像度は「2560*1080」「3440*1440」の2種類になる。前者は29、30、34インチがあり、後者は34インチ、35インチがあります。前者はUWFHD、後者はUWQHDと呼ばれます。UWFHDとは単純にFHD、1980*1080の1番多く普及している解像度を横に3割引き伸ばしたものとイメージするとわかりやすいです。よって後者は、QHD、2560*1440を横に3割引き伸ばしたものとなる。「UW」とはウルトラワイドの略という事です。解像度の大きさはFHD<UWFHD<QHD<UWQHD<4Kの順となります。解像度が大きくなるほどグラフィックボードに求められる性能も必然的に高くなる。勿論コンテンツがそれに対応していればという前提あっての話ですが、高負荷3Dゲームで遊ぶような極端な例を除き、描画だけならGTX950、RX480から4Kに対応するようになっています。仮にゲームをしないなら、グラボ無しの接続でも描画は一応可能。APUの性能次第ですが、制限も入る為60hzまでの動作になる。詳細は自分のグラボやCPUの仕様諸元表を見て、動作の範囲内にあるか事前に確認しておきましょう。また、解像度選びの指標としては「Dpi」という単位があります。ドッツ・パー・インチの略でディスプレイやビットマップ画像に於ける解像度を示す単位の事を指します。24インチFHDのDpiが92となり、これが27インチFHDだと81Dpiとなって拡大した分だけボヤけて不鮮明に見える、粗く見えてしまうなどの弊害が出てくる。つまり、解像度に応じた最適な数値があるという事。例えば4Kモニターですが、これはFHDの4倍の解像度になります。なので24インチFHDから24インチ4Kモニターに買い替えた場合、モニターの大きさは変わっていないのに解像度だけが4倍になる=これまで見えていたテキスト、フォントの大きさがそのまま1/4になるということに同義である。そうなるともう小さすぎて拡大なしに文字が読めなくなってしまうという事になる。画面サイズが同じ場合なら解像度が高くなるほどDpiが高くなる。解像度が同じなら画面サイズが小さい方がDpiは高くなる。D piが高いという事は、つまり画面にあるドット(点)が小さく、写真や動画など映像が、より高精細に見えるということです。大雑把にいうとFHDなら92Dpiになる24インチが最適です。WQHDの場合27インチ108Dpi、4Kは32インチ138Dpiが安定と言われ、4Kの場合はスケーリングを150%にするとFHDと同じ92Dpiの見え方になる。購入前に実機が見れるのであれば実際に比較してみる事を勧めます。注:Dpiは、ピクセル・パー・インチ(ppi)と置き換えられる事があります。以上を踏まえて考えた場合、現在FHDのモニターを使っていてウルトラワイドを検討しているのであれば、24インチの人は29を選ぶと違和感なく導入出来ます。モニターの見え方は今までと変わらずに、物理的に横へ3割伸びるだけだからです。FHD27インチの人は34インチUWFHDを選ぶ。WQHD27インチの人は34インチUWQHDを選べば間違いないというわけです。ウルトラワイド購入にあたってよく聞く悩みですが「UWFHDとUWQHDどちらかに決められません」間違いない選び方としては「自分が何にどう使いたいか?」の1点で考える事です。ゲームをメインで考えるのであれば必然的にFHD解像度の高リフレッシュレートモニターを選ぶ事になるし、動画や映像がメインならWQHD以上の解像度を選ぶことになる、その場合に注意すべき点として、コンテンツやメディアが高解像度に対応しているのか事前に確認しておく必要がある。例えばゲームがウルトラワイド21:9表示非対応で16:9なら、ウルトラワイドである意味がないです。また、自分の利用する動画配信サイトが21:9配信に対応していない若しくはソースが16:9のままならこれも同じ。例えばアマゾンプライム、4K配信の設定はあるもののWQHD設定はないので、FHDを引き伸ばした画面で見ることになります。その為画質の向上は期待出来ません。知識さえあれば、一応ブラウザのアドオンや、アップスケーリングで対応する事が可能。また、4Kストリーミング視聴の場合は、スペック以上に回線速度も重要になってくるので、合わせて考える必要があります。最終的に1番悩む点として「予算」になる人が多い傾向にある。敢えて助言をするなら「高い方を買って損はない」としか言えない。高い方を買って「こんな高い物買う必要はなかった」という後悔をするより「高い方にしとけば良かった‥。」と、後悔する方が後を引いて精神衛生上的によろしくないからです、単純に遠回りするのでお金と時間も無駄になる。高い方を買ってそれで失敗したと思っても、不良品でもない限り新古品としてオークションに流し、売った差額で買い換える事も可能。では次に価格差について書きます。29インチモニターはUWFHDの一択になる。相場的には3万円くらいが主流です。UWFHDで34インチ以上になると相場は5万円になり、UWQHDになると6万円から。UWQHDのゲーミング用途だと10万円から15万円、超ハイエンドになると20万~50万円くらいになります。コストパフォーマンス的に優れるのは6万円~10万円くらいの価格帯と言えます。UWFHDのゲーミング用途だと約6万円くらいになる。価格差についてもう少し掘り下げます。結局それはパネルの方式次第になる。1番安いパネルはTNになり、次に高いのがVA、そして1番高いのがIPSパネルになる。コスパとバランスに優れるのはテレビを含めて1番普及しているVAパネルと言えるでしょう。残像にご両親を殺された人はウルトラワイドを諦め普通の240hz16:9モニターを買った方がいいです。残像感を気にするならTNパネル以外に選択肢はありません。残像感は多少残るものの、高リフレッシュレートのモデルがあって、動画鑑賞にも適しているのがVAだと言えます。TNパネルの良さは描画速度の1点だけであり、少し前まではコストの低い事も挙げられましたが安いIPSパネルが普及してきたこともあって徐々にシェアは縮小の一途です。VAパネルの良さは圧倒的なコントラスト比と黒の深度が高いところにある。製造のノウハウも蓄積されつつあり途上。問題は、一部の色の表示速度が極端に遅いところにあり、それが残像を生む原因となってゲーミング用途に向かず、敬遠される主たる原因とされています。残像感は意識しすぎると泥沼に足を突っ込む事になりかねないので、折り合いをつけて共存するなり多少の妥協と譲歩が必要かと思います。残像感を完全に消し去るには最低800hzは必要という研究結果も出ており、向こう10年は実現不可能でしょう。残像(感)という事で、感覚的な指標になりがちであるからして同じ映像を見ても人によってどう感じるのかは意見が分かれるからです。なので用途がゲームよりも動画鑑賞が多いという人であればVAパネルは正にベストな選択と言えるでしょう。IPSパネルの良さとは映像の鮮やかさと正確な色合い、そして驚異的な視野角の広さになります。技術も日進月歩でTNパネル並の応答速度を持つモデルも増えてきています。ただ肝心のLGが日本からの輸出規制や、インドでの大失態もあってLCD事業からの撤退を宣言しました。サムスンも足並みを揃えて撤退するらしく、この先LCD事業は全て中国に売却予定です。その為今後はLCDの供給、開発がどうなるのか予測不能の事態となっています。現時点でも供給が間に合わず、入荷待ちモデルの実に多いこと。また不良品が増え、初期トラブルも増加の傾向にある。保証やサポートに不安が残るし時期が良くないとも言える。一見死角なしのIPSパネルですが、欠点が1つあって、それが「バックライト漏れ」です。モニターの四隅からバックライトの光が漏れるので、全画面で黒を表示したときに、角だけが白くボヤッと見えてしまう。これはほぼ構造上の問題であると言えるので個体差もある以上はオミクジだと割り切って諦めるしかないです。HDR機能の付いてない250カンデラ未満のパネルなら殆ど気になりませんが、HDR機能が付いている、付いてなくても、300~350カンデラの(輝度)モデルならどんなに鈍い人が見ても「むむむっ?」と、唸るほどに漏れてしまいます。これが絶対に許せないという人は、問答無用でVAパネルを選ぶこと以外にもう選択肢が残されていません。Sumsung Odyssey G9 C49G95T 32:9 1000R SVA5120*1440 240hz DQHD パネルについて更に補足します。色々なメーカーから、たくさんのモニターが出ていますが、その殆どがOEMである事が多いです。大雑把にいうとこの世の全てのIPSパネルは全てLG製だし、VAパネルはサムスン社製か、台湾AUO社製になる。つまり3つしかないという認識でいいです。LGもサムスンも韓国企業です。ウルトラワイドモニターに限っていうと、34インチモニターはサムスン社製です、35インチはAUO社製になります。同じVA同士の比較ですがサムスンパネルはゲームよりも動画向き、AUOは動画よりゲーム向きという感じになる。同じ方式である以上、微差だとは思いますが、映像エンジンのセッティングでどちら寄りになるかはメーカーの味付けによって異なりますので一概にどちらが優れているとは言いにくい部分になる。同じVAですが、サムスンが「SVA方式」AUO社製は「AMVA方式」となっています。気になる人は技術解説等を参考にしてください。ゲーミングモニターを冠するモデルは、一般的ユースなビジネス仕様と比較しても応答速度や残像感を重視した味付けになるので、殆どゲームをしない動画メインの利用の人であれば、逆に「ゲーミング」は敬遠して、普通のモデルを選んだほうが割安になることも多く、より用途に合ったセッティングで運用出来るかと思います。もう一つ最近の流行である湾曲モニターですが、曲率は視野角によるところが多く、視野角が狭いモニターほど曲率が高くなる。なのでVAパネルはどれも曲率が高く1500R~1000Rが一般的、対してIPSパネルは2800~1800Rと、緩やかな物が一般的です。IPSでも34インチを超えてくると画面端を見た時の色合いに変化を感じる人も多いので多少曲げているようです。個人的に平面の方が見た目が格好良くて好きですが実用を考えると多少曲がっていた方が疲れないのもまた事実です。1800Rまでなら一般的な平面モニターと比べても違和感は無く、特に心配するような事はないと言えますので、単純に好みで選んでいいと思います。しかし1500R~1000Rの曲率になってくると、かなり極端な為、合う人と合わない人が必ず出てきます。この曲率に慣れてしまうとモニターから目を離したときに空間が歪んで見えるという報告もあるくらいで、逆に平面モニターを見ても違和感を覚えてしまうらしいです。順能力、適応力の高い、若い内は問題なくても老眼に差し掛かるような年配者に手放しでお薦め出来るような代物ではありません。以上を踏まえた上でウルトラワイドモニター購入を考えると、ゲーム用途であれば限りなく対象機種が絞られてきます。それらについて次項、更に言及していきます。■ウルトラワイドゲーミングモニター選びここ1年、コロナ禍のせいもあってインドア、在宅ワークも増えたせいか、グッと需要が高まりつつあるものの、未だウルトラワイドはニッチで一部限定的な普及に留まっています。ゲーミングを考える場合は先ずリフレッシュレート基準に考える。2Dゲームなら、およそグラボ自体が不要だと言えるくらいにCPUの描画能力は完全に頭打ちです。しかし3Dゲームとなると話は別です。軽いと言われるものであってもUWQHDクラスになると、最低でもGeforce2070sクラスの能力が必要になってくる。設定を(ゲーム内画質設定)落としていけばミドルでも遊べないと言えなくもないものの、高画質で楽しむ為のウルトラワイドである以上それでは本末転倒です。予算的に厳しいのであれば無理をせずにUWFHDという解像度が1番賢い選択と言えるでしょう。FHDの解像度であれば、240hzを超えるFPSを出すことも難しくないからです。昨今4Kの144hzモニターも登場しましたがRTX3090でも(25万グラボ)張り付きは無理だと思います。なので、コストを考えた場合に1番お金のかからない構成がUWFHD、若しくはFHDまでで遊ぶ事です。少なくとも一般的人の9割がその環境で過不足なく利用出来てます(Steamの統計ではFHD環境が60%1060環境の人が15%)しかし、WQHD以上の解像度でゲームをしようとすると、一気に要求スペックが跳ね上がって完全にお金持ちの道楽と化してしまう。少しの差でもコストは倍です。FHDで27インチになると確かにドットの粗さが目立ってきます。1クラス上の解像度を狙いたくなる気持ちもわかります。でも、それならば解像度はそのままに粗さが気にならなくなるまでモニターを小さくした方が、相対的なコストも下がり高精細になる。つまりFHD24インチUWFHD29インチがゲーマーにとって大正義と言えるわけで、PCゲームならFHD環境こそが最適解だと私は考えます。よく綺麗なディスプレイでマックを過大評価する人も多いのですが、マックOsのRetinaディスプレイのDpiの設定は150~200を基準にしているので、グレアであることも考慮すると「綺麗に見えるような気がする」のは当たり前です。特別高性能なディスプレイを使ってるわけではなく、勿論ゲームにも適しておらず、高精細になるようインチを落としたセッティングになっているというだけの事です。アイフォンの場合Dpi400を超える物もあり、肉眼ではドットを確認出来ない。ある意味情報弱者1本釣りの詐欺というかマジック、(手品)勘違いされがちです。また高いお金払って高精細美麗グラフィック環境を整えたとして、それでキルレが上がったりもしません。でしたら多少グラフィックが粗くても、ぬるぬるサクサク低遅延で遊べる環境を構築したほうが絶対楽しいし、キルレも上がること請け合い。UWFHDでお薦めモニターは2種類になります。2019モデルのLGのIPS、34GL750Bと、MsiのOptix、MAG301CRです。どちらも6万前後、前者がIPS144hz34インチ、後者はVA200hz30インチです。750Bは先日2020年モデルが出ました。34GN73A-Bです。750と比較して背面パネルにUSBポートが追加されただけの物、パネル自体は同じです。後者はAUOパネルになります。前者はLG、初のG-syncコンパチブル認定モデルであり、後者はフリーシンク対応。どちらも可変リフレッシュレート対応ということです。この可変リフレッシュレートは、描画がスムーズになる為、若干の残像感低減に寄与します。ラデオン持ちなら後者、Geforce持ちなら前者を選べば予算を抑えられるかもしれません。曲率は前者が1900 後者が1500Rとなり、ある意味で対極にある究極の選択、作りは後者の方が良いように思います。また、144hzもいらないけど?というのであれば、選択肢の幅も一気に増える。その場合、LGのIPSをお薦めします。ネイティブは60hzの仕様なんですが、フリーシンクONにした場合に限り75hzになるというフリーシンク対応モデル。34WN650Wや、29WN600Wなど。2桁の数字はインチ数をWはワイドモデルを指し、Nは年式を示してます。これが「L」だと2019年モデルになる。前者が4万円、後者が3万円で、手が出しやすい価格帯に収まっていると思います。どちらも平面パネルでHDRにも対応、MAXXオーディオ対応で比較的大き目のスピーカーが付いているのが美点。モニターのスピーカーは、音が悪いイメージがありますが、BenqのEX2780Qや、LGのMAXXオーディオ対応の物は実用に問題ないと言えるくらい良く出来ています。テレビに近い「人の声」がよく通る味付けです。モニターのスピーカーで不満がなければ机の上もスッキリします。UWFHD 2560*1080 MODEL2020MSi Mag301CR AMVA 200hz 30inch 93ppi 1500R SRGB127% Freesync \70,000LG 34GN73A-B IPS 144hz 34inch 81ppi 1900R SRGB99% G-syncComp \60,000LG 34WN650W IPS 60hz 34inch 81ppi HDR400 MaxAudio7w Freesync75hz \40,000LG 29WN600W IPS 60hz 29inch 81ppi HDR10 MaxAudio7w Freesync75hz \30,000次に敷居の高い予算10万クラスのゲーミングモニター選び。34か35インチのどちらかになりますがIPSとVAでほぼ価格差が2倍になる為、コスパ重視なら迷わずVAを選択するといいでしょう、最近になって新製品が続々追加されました。IPSなら問答無用でLGのチョイスになりますがDellからもOEMパネルで販売されています、それがAW3420DWです。これは2019年モデルのLG34GK950F-Bと同じパネルで、それにG-syncを付けたモデルになる。同LGのG-syncモデルである34GK950G-Bよりも、若干性能が高い。それをDellオリジナルブランドのエイリアンウェアシリーズ系統一デザインの「レジェンド」で仕上げた物となります。今回紹介したモニターの中では、唯一の「純正G-sync」モデルになります。35WN75C-Bは、LGには珍しいAUOのOEMパネルを使ったディスプレイで、これはASUSのXG35VQと同じVAパネルでゲーミング用途として信頼性の高い物となっています。それでもゲーミング用途ならメーカー味付けの差で、ややXG35VQの方が優れています。LGの方が良い点としては筐体がスマートである事と、スピーカーが付いている点。それらに魅力を感じるのであればLGでも問題ないでしょう。そして最近になって追加されたサムソンSVAパネルのOEMモデルである、シャオミ・ミ・カーブドゲーミングモニターと、ギガバイトのG34WQC、この2つが注目されています。魅力的なのは価格で、このクラスとしては非常に優れたコストパフォーマンスです。メーカーの味付けによって性能が若干違うのですが、ギガバイトの方はHDR対応、しかもフリーシンクプレミアムの認証モデルです。筐体のデザインは好みが分かれますがシャオミの方が家電品、然としていて非常に作りがよくスマートで良いです。惜しむらくはスペック勝負では完全に負けている事と、日本に販売代理店がない為、購入は個人輸入が前提となるので敷居が高く別途保証も付ける必要があるという点。紹介はしたものの一般には薦めにくいので、普通に日本で買えるギガバイトが最強。UWQHD 3440*1440 MODEL2020LG 35WN75C-B AMVA 1800R 100hz HDR10 3300cd Maxxudio7w+7w Freesync \70,000LG 34WN750-B IPS flat 60hz HDR10 300cd MaxxAudio7w+7w Freesync75hz \60,000LG 34GN850-B IPS 144hz/oc160hz HDR400 400cd G-sync compatible \130,000Dell Alienware AW3420DW IPS 1900R 120hz 350cd G-sync \120,000Xiaomi Mi Curved Gaming Monitor 34inch SVA 1500R 144hz Freesync \50,000Gigabyte G34WQC SVA 1500R 144hz HDR400 350cd FreesyncPremium \55,000LGをやたらと推すのには理由があります。それを次に説明していこうと思います。LGの良い点は、筐体がスマートである事、大きいスピーカーが標準装備である事。などが挙げられる。全体的にスリムなデザインのせいでモニターの台座はややフラフラと頼りない印象もありますが、必要ならモニターアームを利用すればいいだけ。LGのウルトラワイドなら全てVESAマウント対応です。他にはOSDの操作が楽であることも挙げられる。LGのモニターは、ほぼ全てのモデルが、中央下部のジョグスイッチ1つで操作が完結するようになっていてワンタッチでプリセットを呼び出す事が出来たりと便利だからです。これが一般的なモニターだと、サイドや右下部などにある4個から5個のボタンを使って操作するタイプが多く、直感的に扱いにくい物が多い。良くない点としては筐体のスマートさが逆にシャーシ剛性の弱さに直結する部分にある。エルゴトロンLXのような強化バネを使ったアームで保持する場合、バネを最弱設定にしてもチルト方向の調整は力を入れる点を考えてそうっと動かさないと、本当にモニターが真っ二つに割れるくらいの強度しかない。それくらいにスリムで華奢な点にある。なので、モニターを頻繁に手前に引いたり押したり寝かせたりするような使い方をする人には向いていないと言えるでしょう。個人的なお薦めとしては、VAならギガバイト、割高感ありますがMsiの新製品Mag301CRは良く出来てます。発色もIPS並に鮮やか。IPSのお薦めはLGの34GN850Bです。なんといっても最新式のIPSパネルであることが魅力でデザインも悪くありません。AW3420はどうしても純正G-syncを使いたい人向け、あまり期待させても怖いので、敢えてお薦めはしない事にします。では次に、実際に自分で買ったAW3420DWの購入ポイントと買って良かった、実際に使ってみて心配な点、気になったことなどを順番に書いていこうと思います。1.購入のポイントデルの製品が前から気になっていたのと、保証が厚くてサポートが充実している点。デザインと、商品クオリティの評価が高いことや、G-sync純正モジュールが積まれている事など。後付け純正モジュールが当時3万円程度だったので、つまり純正モジュールだけでも一般モニターと比較して、単純に3万円高くなるのが普通。定価は本来16万円くらいの物ですが、それが実売12万円くらいである事を考慮すると、同じ価格帯のLG34GN850Bよりもお買い得感があると感じました。単純にG-syncに興味があった事もある。よくG-syncと、G-syncコンパチブルを同列に語る人が居ますが、個人的には全然別モノだと考えています。後者はあくまでもAdaptivesync互換です、それについては後述します。数あるディスプレイの中でも筐体のデザインが綺麗だと思った事。背面が白なのも良いと思いました。同じく背面に大きく「34」って文字が入ってるのも個人的に好きな数字なのもあって気に入ってる。カスタマイズ可能なLED照明が4つある。何より決め手になったのは、大きなシネマスコープサイズで映画を見たかったから。2.買って良かった点映画がシネスコで見られるようになったこと。あくまでコンテンツが対応してれば、の話なので全部が全部必ず21:9鑑賞出来るわけではありません。特にアニメは絶望的に対応していません。次に筐体の作りがシッカリとしていて丈夫であること。作業領域が広くなったおかげで動画編集が少し楽になった事、ブラウジングも快適。台座は使っていませんが、これもガッシリしていて部品精度は高くデザインも秀逸。画面はnanoIPSな事もあり美麗。およそ欠点らしい欠点はなく満足度は高い。無理矢理良い所を挙げた感ありますが、当たり前のように欠点がなく普通に使える事は優れた工業製品の証です。結局はゲーミングモニターなので使っていて凄いと感じるのは当然ゲーム中の事が多く、低遅延である事、可変リフレッシュレートによるスムーズな描画は感動的で、既に使用して2ヶ月が経過しているにも関わらずログインするたびにゲーム中の動作、挙動の素晴らしさに感激してしまうほどです。購入前の心配事としては、16:9コンテンツに於ける左右の黒帯が気になるかと思ってましたが杞憂で、全く気になりませんでした。もう一つは1900Rの曲率、平面ディスプレイとほぼ同感覚で扱えました。なんでしたらもう少し曲率あっても良かったのかもと思うくらい気になりませんでした。そして、グラボが1060のままだったので、ゲームでFPSが出るのか心配でしたが、なんの問題もなく描画出来ました。私の遊ぶゲームはネクソンの「メイプルストーリー」というタイトル。大雑把に云うと2Dアクションゲームです。ちょっと左右に早い移動をすると若干残像感がありますが、主にそれはエフェクトのせいであって、モニターの描画には殆ど問題ありません。応答速度を標準から1段階でもあげるとオーバーシュートが確認出来るので標準のまま使っています。といってもモニターのO/Dがまともに機能するモニターって今まで見たことないです。例外なくオーバーシュートします。3.気になった点について仕様諸元上は一応、ノングレアの扱いなんですが、一般的な同価格帯のモニターと比較すると「ハーフグレア」に近い感じです。なので日中に使う事が多い人は敬遠した方がいいかもしれません。昼と夜で、都度OSDの輝度調整をやり直す羽目になって面倒だと思うからです(プリセット設定はあります)一応三層コーティングということもあって、表面ツルピカなわりに線傷は付きにくく、拭き上げは楽です。それと、普通モニターは、どこから見ても真四角の物が多いですが、これは実機で確認するまで気付かなかった事として、横から見ると底辺が手前側に高く、台形型。約15度角、そこがデザイン的に気になりました。そのおかげで下部の電源ボタン、USBドック、ダウンライトのタッチセンサーへとアクセスが容易になっていると考える事も出来ます。OSDボタン操作は意外と直感的に操作出来て悪くない感じ。しかし向かって右サイドの裏側に集中している為、LGの操作感にはやや劣ります。あとは意外とモニターが熱を持つ事と(人肌くらい)排熱用のスリットが、ベゼル上部にあるため埃や猫の毛の侵入に少し不安が残る。イチャモンのような、トッテツケタような事くらいしか思い浮かばない。それら全てを含んで気に入っています。最後に海外情報ですが、純正の台座を使う場合、照明用の電源ピンが、よく折れて通電しない不良品が多いらしいので、購入した場合は真っ先にチェックしましょう。また純正G-syncモデルの全てに言えるのがPbP、PiPが使えない点にも留意してください。マルチタスク前提の人にとってはこれが障害となる場合もある。ピクチャ・バイ・ピクチャとピクチャ・イン・ピクチャの事です。今回レビューをするにあたり台座も袋から出して少し使用してみました。それについて簡単に補足。成人男性の腕よりも太くゴツイし重いです。私の太ももくらいありました。実際に設置すると机半分を専有するほど。モニター幅が82cm台座の足の幅が60cm、奥行きが30cm。つまりモニターがデスクの奥から30cm手前にくるので机の奥行きが最低でも80cm近くないと設置すら難しいかもしれない。その場合後ろ半分がほぼデッドスペースになります。高さ調整次第ではスピーカーの設置にも影響が出ると思うので、日本の家具事情を考えるとモニターアームも検討すべき。4.G-syncについてほぼほぼ期待通りでしたが色々と調べてみた結果。G-syncには意外と相性があって、必ずしも自分の環境でやりたい事に利用出来るとは限らないということがわかった。例えばゲーム用途で使う場合、ゲームによっては上手く動作しない物もある。これはVRRの追従幅の問題だと思ってます。一般的なアダプティブシンク互換機ではその問題が出ないからです。(検証済み)Reggit界隈でも調べてみましたが、頻繁に暗転を挟み、例えば描画が完全に止まり、(~0FPS)裏でクライアントにアクセスにいくような、シームレスな移動が出来ないフェードイン、アウトの演出が多いゲームではVRRが追従出来なくなり、描画が数秒間ガクガク、コマ送りになってしまう症状がある。私の環境でも出ました。無印ドライバーでも同じ症状が出たのでこれはもう仕様かな?と一度は諦めたのですが、先日のアップデートで修正された模様。今はほぼ正常に動作しています(たまに軽く出ることも)AW3420DWはAdaptivesync互換です。その為ラデオンのグラボならフリーシンクがONに出来ます。きちんと可変リフレッシュレートが(VRR)DP接続でのみ動作するのを確認済みです。とは云えG-syncモニターである意味がないので、出来ればGeforceを使うべきと考える。フリーシンク互換として使うのと純正モジュールでVRRを行うのとでは動作に差があると思うからです。ラデオンVRRでのセッティングが、単純に私の環境で煮詰められていない可能性もあるので断言は出来ませんが、少なくとも実機で検証してそういう結論に至りました。将来的には完全に対応すると(ラデオンでG-syncモジュールを制御出来るようにする)メーカーが回答しています。★ソースはコチラをクリックそれでは前項で触れた件について掘り下げます。よくG-syncとG-syncコンパチブルを同列に語る人達がいますが、けっして同じではないです。そもそもG-syncとは一体何なのか?くわしい解説を端折り簡単に説明させて頂きます。G-syncとは専用のモジュールをモニターに積み、それを通して描画の破綻を抑制する装置である。一言で云えばそういう事です。(より詳細に技術解析を知りたい人は★前に書いた記事★を参考にしてください)次にAMDのフリーシンクとNvidiaのG-syncコンパチ、これらの違いについてはどうでしょうか?これは基本的に同じものです。動作については制限があって、例えばAMDの場合、HDMIでもDPでも機能しますが、コンパチはDPケーブルを経由した場合のみ有効であることなど。本当は全然違う技術なのにG-syncなんて呼び方をするから消費者が混乱してしまう。もう一度言いますが、フリーシンクとGコンパチは同じ技術です。要はアダプティブシンク互換であるというだけ。でも、この2つと、純正G-syncは全然別の物です。やってる事は同じなんですが、グラボで制御するかディスプレイの映像エンジン直下のチップ主導で制御しているかの違いだけ。一説によるとGモジュールは下位で制御をしているらしく、それが気に入らなくてEIZOはG-sync積みたがらないんだとか。結局ゲーミングモニターからは撤退しました。後者が純正G-syncで、前者がアダプティブシンクになります。だからG-syncモニターは別物であり、アダプティブシンク互換のモニターがFreesync対応+G-sync対応になる。どちらかに対応している物ならどちらでもVRRオンに出来るという認識で間違いないです。正しく正常に動作をするかどうかはまた別の話になりますが。なのでフリーシンクモニターを買ってもNvidiaのグラボでVRRをオンにする事が出来るし、G-syncコンパチモニターでもAMDグラボでVRRオンに出来るということ。今どきのゲーミングモニターなら必ずどちらかが付いているのが普通です。ゲームするのであれば使う使わないを別にしても、シンクモニターを選んでおいたほうが良いということです。G-syncはグラボではなく、モニターを直接制御するから仕事が早い、そしてその部品の分だけ値段も上がるという事です。具体的にコンパチとG-syncの違いについて。決定的な違いは2つだけです。直接制御ならではのアドバンテージ、「入力遅延増加を抑えられる」「可変オーバードライブ機能搭載」この2点になる。可変オーバードライブについては正直どの程度機能しているのか体感しにくいです。ですが、入力遅延が低くなれば誰にでもわかると思います。それくらい段違いです。結局、ティアリングやスタッターを嫌ってVRRをオンにした場合、余計な処理が加わる分だけ遅延が増加する。これは一般的なモニターにとって避けられない問題。つまり自分は描画と遅延どちらを優先したいのか?の二択になる。最適解は状況に応じて使い分ければいいという結論に落ち着くわけですが、この二択を両立出来る夢の技術、それがつまりG-syncモジュールであり唯一無二の特権である、と。要するに低遅延で可変リフレッシュレートを実行出来るのがG-syncなのです。わざわざ高いお金払ってまでG-syncモニターを買うのはこの為だけと言っていいでしょう。普段シミュレーションゲームしかしない人にとっては宝の持ち腐れですが例えばアクションゲーム、格闘ゲームやFPS等に於いては、およそ絶大な効果を発揮すると言える。一般的なモニターの入力遅延はパネル性能に依存します。仮に20万円のグラボ付けても、モニターの性能以上に遅延が減る事はありません。なのでハイエンドクラスのパネル以外は必然的に遅延増から逃れられないと言える。これがモジュールの働きのおかげで遅延増加を最低限に抑える事が可能となるので、それが最大のメリット。真面目にVRRオンならハードウェアチートと言われても文句が言えないほどの驚異的なアドバンテージになります。残念ながら、私は他のゲームを一切しないのであくまでも「メイプルストーリー」をした時の体験でしか語れず、その点については大変心苦しいのですが、少なくとも私の環境では最高の体験が出来ています。個人的にですが、ドライバーのトラブルに疲れてしまい今は使っていないものの、2Dゲームで遊ぶならラデオンの方が優秀だと思っています。ゲームはヌルヌルと絹のようにきめ細かく描写されますし、動画を撮影しても同じ。綺麗さという意味では僅差でNvidiaに軍配が上がりますがラデオンのほうがよりヌルヌルな緻密描画で撮影出来ます。安価な環境でフリーシンク(VRR)を体験出来ますし、VRRオンなら描画も更にスムーズになるので最高の環境が構築出来る。しかし、ラデオンは描画が綺麗な分だけ入力遅延も増える傾向にあります。また、動画のエンコードではアプリにも因りますがGeforceの方が圧倒的に早い傾向にある。(私の環境ではエンコードの速度比で3割以上の違いがあります)私のRX570の場合、まともに動くドライバーが、そもそも2つしか見つからず、(19.5.2.J3&19.12.1.D2)2020AE以降運用出来ません。Geforceに比べてUIは意外と使いやすく、出来る事も多いが一部ショートカットキー設定に制限があって運用が意外と面倒。Geforceの場合なんでもワンタッチの操作に出来るから楽です。個人的にラデオンのサファイアシリーズは数あるグラフィックボード、リファレンスの中でもデザインが凄く気に入っていて、出来ることならラデオンを使いたいと思う気持ちの方が大きいのですが、まともに動かないドライバーオミクジにいい加減疲れ果てました。話を戻して以前記事にも書いたように描画と遅延の関係は、ややトレードオフの関係に近いと私は考えます。この入力遅延は言葉で説明するのが難しいのですが、私の体験でいうと例えば先行入力気味に操作するゲームで急いで動いて欲しい時に、ついコントローラーを持つ手に力が入り過ぎてしまい指がすぐ痛くなってしまうという問題を抱えていました。それが60hzから120hzのモニターになり、操作が画面に反映されるまでの更新間隔が単純に2倍早くなったことで(正確には60hzより1フレーム分早く)運指の無駄な力が抜けて疲労からも開放され、楽に操作出来るようになったのです。完全に払拭されたと言っても過言ではない。まさに目から鱗の体験でした。単純に操作レスポンスが上がった恩恵だと言えます。因みに誤爆を含む操作ミスも何故か減りました(正確に操作反映されるから?)実は過去にTN144hzモニターを使っていた時期がありました。しかし、ゲーミングである恩恵があまり感じられず、残像感云々は、この際気にしすぎても仕方がないので、なら綺麗な大画面でゲーム出来た方が快適かもしれないと考え、IPS60hz大型液晶に買い替えたという経緯でしたが、今なら自信を持って言えます。それが全ての間違いの元であったと。楽しくゲームがしたいなら、高リフレッシュレートモニターを選ぶべきなのである。よく自称ゲーマーさんに見られる傾向ですが、パソコンはハイスペックなのに周辺機器にお金をかけないタイプの人がいます。例えばモニターや、コントローラー等。パソコンは20万から30万を超える物を使ってるのに、周辺機器が全部合わせて3万円未満の物を使っている、など。極端な例を云えば仮にその環境の絶対性能を10とした場合、高額な周辺機器を揃えてあれば10の性能を出し切れる理屈です。しかし、性能の低い周辺機器がボトルネックになっていた場合、パソコンの性能が10でもそれを出しきれず、総合性能を評価すると7とか6まで落ちているような状態を想像するとわかりやすいと思います。その環境で特に不満がないのであれば、始めから総合性能7のパソコンを購入し、予算3万円で周辺機器を揃えた方が結果、費用を抑えられるわけですから、この場合、予算のバランスが間違っているのです。つまり、全てのバランスを考えて「環境を構築する」ことが大事になるという事で、ゲームならPC、モニター、コントローラー(マウス、パッド、アケコン、場合によって、これに音響機器が含まれる事もある)それで初めて理想の環境になります。ですから、モニター購入の候補は、高リフレッシュレートで、入力遅延が低い物を選べば間違いないという事。この項目についてはメーカーの仕様諸元を見ても公表していない物が多い為、各自で調べてください。それらを厳密に検証してる海外のプライベーターのレビューサイトを参考にしてみるといいでしょう。注目すべきは「描画応答時間」と「入力遅延速度」これを合わせて考えます。どちらかが極端に高い場合、平均すると応答速度が遅くなるからです。例えばAW3420DWならパネルが950なのでネイティブ144hzに対応している。しかしG-syncモジュールが旧型の「v1」なのでDP1.2、HDMI1.4となり、ケーブル規格が古いので帯域幅が実は足りない。明言していませんがこれをモジュールだけオーバークロックして120としているわけです。パネルはネイティブ144hzなので、パネル側からするとデチューンになる。元々の素養が高いからこそ出来る芸当であり結局パネル性能如何で変わってくるという事です。新型のG-syncモジュールは「v2」と呼ばれDP1.4、HDMI2.0となり、最新規格です。単純にv1より更に高額チップになるのでコスト増が避けられない。なので今回は見送られた模様。もしv2搭載だったら定価は軽く20万円を超えていたでしょう。※20年年末にAW3821DW(V2)が13万5千円で発売しました(ぐぬぬ)もう一つ敢えて違いを挙げるなら、可変リフレッシュレートの可変幅にも差がある。アダプティブシンクの場合、最大リフレッシュレート、-1FPS~約50FPSまでと可変の幅に制限がある。G-syncにはこの制限がない為理論上1FPSまで可変します。(厳密には液晶ユニットの性能に依存する)よくG-syncをプレミアムな技術と勘違いする人がいますが、実際には逆でリフレッシュレートにFPSが上限で張り付かずに、描画が追いついていない、追いつかない環境でこそ真価を発揮する技術になります。例えばリフレッシュレート144のディスプレイ、ゲーム中FPSが100前後で頭打ちになっている状況の方が適しているという事。何故か?それはVRRが作動するタイミングが、リフレッシュレートよりFPSが下回った時になるからでリフレッシュレートに対しFPSが上限で張り付いてる時「VRRは作動していない」からです。また無制限に可変するといってもゲーム中、FPSが1まで落ちるような事は現実的に考えてありえません。そこまでいく前にブルスクを吐くか、クライアントごと落ちるからです。これもG-syncの魅力。と、ここまでG-syncをヨイショしましたが、あまり期待させるのも良くないので、一つ注釈します。最近は画質よりも、パフォーマンス重視の傾向になりつつある。eスポーツの台頭と共に、若干ニーズも変化してきた。なのでG-sync体験を絶対的な最高の環境とは考えない方がいいです。そうしたシステムに頼らずとも、「今ならRTX30シリーズのグラボを使えば、ほぼ同じ体験が出来ますよ」と、公式も明言しているからで、G-syncが登場した時代と比較して現在なら色々なハード面での機器の進化もあった為、既に差が軽微になりつつあるからです。おまけ★VRRをオンにした状態で動画を撮影しようとしても、綺麗に撮れません。ラデオンも同じで、これは仕様らしいです。ドライバーで対応出来る類のものでもなく、今後改善される可能性も絶望的です。なので、私は普段狩りをして遊ぶ時はG-syncをオンに。動画撮影をするボスレイドの時だけは切るようにしました。具体的には60FPSの一定間隔で撮影出来なくなり、コマ飛びするような撮影になってしまうからです。実際に試せていませんが、直接モニターの描画を録画するキャプチャーボードなどを使えば、理論上は回避が可能ではないかと思っています。私は、そこまでして動画を撮りたいとも別に思わないので、妥協する事にしました。私の環境設定について。アプリのプロパティにあるスケーリング設定は標準のまま。Nvidiaコンパネの設定は、デスクトップサイズ位置調整が縦横比にチェック、実行デバイスはGPU、上書きはしない。続いてOSの設定。ゲームモードはオフ。グラフィックの設定は、クラシックアプリの設定で高パフォーマンスにしています。電源周りの設定は標準のままです。この設定が1番スムーズに撮影出来る環境です。あくまで私が遊ぶゲーム用の設定であり、私の環境での設定という事をお忘れなく。これは何度も設定を変更しては、その都度再起動を挟んで実際に撮影したビデオを細かく検証したうえでの解答なので間違いありません。垂直同期は勿論オンになる。撮影しない、低遅延で遊びたい時はスケーリングの実行をディスプレイにするだけ。このスケーリングをディスプレイで実行とういうのが低遅延設定のキモになります。もう一つ、これは自分の環境では試せていませんがシャドウプレイは60の整数倍でないと60FPSの撮影が出来ないという情報をどこかで聞いたことがあります。私が、敢えてDellを選んだ理由の1つでもあります。一般的な高リフレッシュレートのモニターなら今どき144hzが標準なので、120hzモニターに限定すると選択肢は他になかった。そういう意味でも都合が良く運命的な出会いでした。おまけその2★(10/03追記:)意外とめいぽの人達も読んでくれてるらしいので、16:9のFHD、WQHDモニターについても、少しだけ触れておきます。このクラス改めて見渡してみると24インチが絶望的に選択肢がない。少し前まで24インチが主流でしたが、高精細化が進み主戦場が27インチに変わりつつある。なので、24インチ以下を買う場合、プレミアムモデル以外は殆ど博打になりそう。ガチ勢ならエイリアンウェアブランドの2521HF、ライトゲーマーなら新型のBenQモビウス。後者はアイケアにも強く、自動輝度調整、本格スピーカー付き。最近のBenQは、高ブランド路線に舵を取りつつあります。ゲーミングと、一般ユースの差別化を図って棲み分けが出来つつある。コスパも高くアイケアにも強い。メーカー保証やサポートはデルやHPが厚いと言われる。単純にメーカーの規模に比例する。LGやASUSは、あまり良くないという話はよく聞く。何処に電話をかけても、必ず中国人さん対応してくれる。これがグローバルスタンダードらしい。24inch FHD monitorDell S2421HGF TN 144hz FreesyncPremium \20,000Dell AW2521HF IPS 240hz FreesyncPremium Gcomp \45,000BenQ MOBIUZ EX2510 IPS 144hz FreesynPremium HDR-i treVolo \30,000デルを推すのは3年保証がついているから。メーカーの保証が頼りない場合、普通販売店で安価な保険に入れたりもする。例えばドット抜け保証2千円とか。通販もクレカについてる事があるしアマゾンならヤマトロジスティクス等。ドット抜けは怖いけど、滅多に遭遇するものではないのであまり心配しなくてもいいと思います。27inch FHD monitorASUS VG279QM IPS 280hz HDR400 Gcomp \50,000ASUS VG279Q IPS 144hz Freesync \30,000Dell 2721HGF VA FreesyncPremium Gcomp \30,000LG 27GN750-B IPS 240hz Gcomp \45,000LG 27GL650F-B IPS 144hz Gcomp HDR10 \35,000BenQ MOBIUZ EX2710 IPS 144hz FreesyncPremium HDR-i treVolo \32,00027inch WQHD monitorLG 27GL850-B IPS 144hz HDR10 \60,000ASUS VG27AQ IPS 165hz HDR10 Gcomp \50,000GIGABYTE G27QC VA 1500R 165hz FreesyncPremium Gcomp \45,000結局日本のPCモニター市場は規模が小さすぎて、海外メーカーが参入しにくいという障壁がある為、安価で高性能なモニターはいくらでもあるのに、日本では買えないというモデルも多かったりする。個人的に、ASUSは筐体のデザインが好きになれないんですが、映像エンジンの出来が良く、ゲーミングモニターなら鉄板の選択肢です。ゲームの為のOSD機能も充実していて、リフレッシュレートの監視なども出来る。ギガバイトもこの点で評価高い。またASUSは純正の台座が良く出来ていて高性能です。DELLの台座も同じくらい良く出来てます。LGだけは論外です。アーム別途必要ってくらい例外なくグラグラで、調整幅にも制限がある。もう一つ、モニター側のケーブルの取り回しは、一般的なヴァーチカルインサート、LGのホライゾンタルインサートの2種がありますが(垂直と水平の意味)LGのこのケーブルを横から突き刺すタイプが嫌いだという人も多いですが、下からよりケーブルの抜き差しが簡単である事、モニターアームを使う場合、横からのほうが脱着も楽ですし、取り回しも自然な形になるため、個人的には合理的だと思います。垂直脱着の場合、下から覗き込まないと接続が難しいこと、アームを使う場合などケーブルを一度上に持ち上げる形になり、配線にストレスを与える事が懸念される。この中で1番にコスパが高いのは「VG279Q」ゲームに必要な機能だけ最低限揃っている物。消費者の評価も非常に高く間違いなく薦められます。最近発売したギガバイトの「G27QC」もVAなのにヤバイらしい。辛口の評論家達が軒並み絶讃しててステマを疑う程。遅延が感じられず最高に気持ちいいという評価らしい。遅延にはもう一つ別な評価軸があってCS機(60FPS)に繋げた時どうなの?というのがある。144hzで遅延が殆ど出ないのに、60hzに落とすと一気に増える物もある。そこまで落とし込むと流石に混乱するので、ここでは割愛します。考えるのが面倒だって人は脳死でASUSのレビュー高いモニターを選べば間違いないと思います。赤字以外だとGL850ーBが個人的なお薦め。あとゲーミングモニター最強と呼ばれるのがVG279QMです、レビュアーの評価も非常に高い。モニターの話題は国を問わず必ず派閥が出来て意見が真っ二つに割れ、戦争になる。IPSvs.VA然り、G-sync vs.Freesync然り。パネル方式は単純に得手不得手の問題なのですから自分の用途に合った方を買えばいいだけの話。なのにIPSの人がVAをバカにする風潮があって、それがコンプレックスになるのかVA組もIPSを目の敵にしがちです。G-syncについては、確かに擁護出来ないほどの囲い込み戦略があったのも事実ですが、ブランドマーケティングと見れば常識の範囲内だったように思う。結局VRR戦争はラデオン側が勝利したと言えるし、もういいんじゃないかと。掲示板等で有意義なスレッドが立っても未だ横槍が入ってくるせいで肝心の議論が全く進みやしないし出来やしないというオチ。実際にIPSパネルとVAパネルを並べて普通に比較してドッチがドッチ?なんて事がわかる人は少ないと思います。実際しみじみと使い比べて初めてわかる程度の差なのですからあんまりムキになる事もないと思います。皆さん仲良くしましょう。それではお見苦しい長文に最後までお付き合い頂きましてありがとう御座いました。