■大地の子【読書】★
こんにちわっ♪ 末摘花です、今日もよろしくお願い致します。今回はめぃぽ関係ない読書話オンリー、興味ない人は回れ右っ。 ママが教師で云々~。典型的左翼教育で育てられた私ですから。実は「戦争」とかって言葉を聞いただけで生理的嫌悪が先行しちゃうタイプの人間なのです。だから映画なんかでも名作扱いされる戦争映画の一通りを見てはいるんだけど、どれもこれも楽しめた事ないし、評価される意味すらわからないものばかりで。当然ですよね、半ば感じたり考えたりする事を放棄したような状態で観るから。一番良かったと思えたのは、読書感想書いたけど「愛を読む人」これは原作も映画も凄く良かった。戦争ってかホロコーストの話だけど。訳者が良かったのかもしれない。そういう理由があって、正直、読む前から軽くウンザリしてた。今回紹介する「大地の子」は戦争末期、中国残留孤児の話。著者に依ると残留孤児と戦争孤児は分けて考えて欲しいとの弁なのですが、紹介するにあたって残留孤児のほうがわかりやすいと思うから、そのままで。素晴らしい本だった。物語は満州開拓団に参加した、長野県出身の日本人家族が生き別れてしまう話。 主人公は疎開中に祖父と母を失い、なんとか生き残るも妹ともはぐれてしまう。心のない人買いに捕まって売られてしまい、過酷な労働を強要されて逃げ出す。逃亡先でまた別の人買いに捕まり売られそうになるが、衰弱しきっていた為に値段が付かない。見かねた中国人教師が物々交換で主人公の身柄を引き取って逃がしてあげようとするが既に瀕死の重篤。日本人であるということを理由に薬を使わせて貰えず、身寄りのない教師夫妻は必死に看病し、辛くも回復する。紆余曲折、教師の養子になり大学を出て就職するが、文革の影響で収容所行き。学校でも社会に出てからも「日本人の子」という理由で非道い虐めに遭ったり冤罪で散々な目に遭う。主人公の男の子「一心」は、何処にでもいる普通の子。幼少のトラウマと、異邦人である引け目もあるんだろうが、虐めに対し真っ向から戦う事をせず甘んじて享受するので、なすがまま案山子サンドバッグ状態。生き別れた妹をいつか探し出す事と、自分を救ってくれた両親にだけは迷惑をかけない事だけには強い意志を持つが、そのせいで逆に苦しむ事のが多い皮肉。登場人物の殆どに特別な人は居ない。普通に悩んでいじけて考えたり傷ついて、何かをキッカケに、悔い改める人達も多かった。良い意味でも、悪い意味でも。 何度も絶体絶命になるものの、主人公の「巡り合わせ」が、良いのか、ここぞって時に誰かしらの助けがあって九死に一生を得て、なんとか生きながらえる。その辺の描写のさじ加減が絶妙で。意味不明な主人公補正頼りになりすぎない。ノンフィクションかと錯覚を起こす程に真に迫ってる。主人公が可哀想なのは本当だけど、登場人物のキャラクターが良くも悪くも立っていて、自然と感情移入出来る。義理のお父さんがスゴく一途で心打たれる。主人公に裏切られて傷つく事もあるんだけど、決してそれで投げたりせず無償の愛情を絶やさない。主人公の良き理解者であるよう努めてくれる。が初めて主人公が「パパ」って叫ぶシーンはマジ泣きしそうになった。もうね。上巻から、中巻までとにかくろくでもない事の連続で、ロシア人とか中国人とかね、もう死んじゃえよって思うくらい憎たらしくて。感情的になりすぎて物騒な事を考えてしまいました。日中合同プロジェクトの章も興味深く面白かった。ビジネスを通じて、文化の違いや、民族性の違いによる衝突がわかりやすく描かれてる。それを左右する政治情勢の絡み具合がまた絶妙で、利用し利用されなんてのも凄く面白かった。 読んで欲しい気持ちが強いので、これ以上は物語の筋を書かない事にしますが。一つ言いたいのは、とにかくラストが素晴らしすぎる。こんなに美しく物語が終わったのを見た事ないんだけど!?ってくらいに素敵。今回はギリギリで泣くような事も途中で一切なかったんだけども、最後だけは本当に感動しちゃった。 これぞグランド・フィナァーレッ!! 読書中感じた物騒でヤな気持ちも、最後全て吹っ飛んで優しい気持ちになれた。世界は、人の心は、いつか一つになれるのかもしんない!! なんて素直に思えた。最初に書いたように私も家庭環境が少し複雑で、少なからず両親への憎しみのような感情が実はあって。まぁ、憎しみというより恨みだけど。でもね、血の繋がった家族なんだし、そういう感情が芽生えたとしても普通そのベクトルを家族に向ける事は本能的に避けるのが人間なんだよね。でも、そのせいで自分を責めたり苦しめたり自爆する人が結構多い。うちのお兄ちゃんもお姉ちゃんも同じなんだよね。子供全員が犠牲者って…。教師だからって教育のプロとは限らないんだなぁって。まぁ、普段はおくびにもださないけどね。それぞれでもう充分に苦しんで、各自で自己解決したわけだけど。今はみんな仲良しだよ。家族の絆もそうだけど今回は親子の絆の強さについても改めて考えさせられた。 ジャンルがジャンルだけに、やっぱ人に勧めるのは少し憚られる。ミコさんは読んだことありそう。カナちゃんにはあまり合わないような気がする。(勘)果梓菜さんはどうだろ。少し不安だけど。でも感性近いと思うし、きっと多分(反語)わかってくれそう!! 千住とぺこちゃんは…、まぁね、うん…。(爆)でも、マジで読んで良かったわぁコレ。ログインさんチョォ見直した。(゚◇゚) 読み終わってログインさんに返して「すごく良かった!!感動した!!」つったら、ドラマも興味あるなら見る?言われて「原作と違ってガッカリするのが怖い」つったら、「ばっwwこれはネットでは原作よりドラマのが評価高いしww」「そんな事いってっと今度はDVD貸すゾww!!」って、また脅された。(笑)ってか持ってんのかよw お前一体何者なんだよってゆう。ここんとこ読んでた高村薫さん。気になって「マークスの山」と「レディジョーカー」をちょっと前に映画で見たんだけどネ。これがなかなか酷くってネ。特にマークスの山を撮った監督さんは、私がすっごくダイッキライな監督さんで、内容も酷かった。借りてきてから気付いたから悔しくて最後まで見ちゃったんだけどネ。見ないほうが良かったって思えるくらい酷かった。まぁ、役者さんの演技で楽しめたからいいんだけどネ。映像のチカラってゆうか、やっぱり目から入る情報って強くて。映画で見ちゃったら最後、原作の内容は全て吹っ飛んじゃうんですよ私の場合。私だけ?まぁ特に前者は映像的な話題作りで売った映画だけに余計。そんな体験をした直後だったのもあり、ドラマのほうは遠慮させて頂きました。少し寂しそうだったログインさん。(笑)この「貸すゾ!!」の脅しが個人的にツボで笑っちゃうんだけど。自分のギャグがウけたのが嬉しいのか、私と目が合うたびに言ってきて困ってる。(笑)今日なんかも、上司とファミコン談義みたいのをしてて、「この平成の世にファミコン(笑)」ってバカにしてたら「何言ってんだ!!8ビット世代舐めんじゃねぇ!!」って上司と結託してマジギレ。「なに変な連帯感発揮してんのwきんもwww意味わかんないんだけどwww」って言ったら、それから事あるごとに目が合うと「マリオブラザーズ貸すゾ!?」とか「アイスクライマー貸すゾ!?」ってひつこい(泣)毎度それにウけちゃう私もまぁ悪いんだろうけど。なんてぇかファミコンなんか触った事もない世代でも、恐らく名前だけは知ってるであろう的な絶妙なソフト名を言ってくるのが卑怯なんだよなぁ。意味不明にツボ入って我慢出来ずに噴いちゃう。お昼の時間に外の人通りあるとこでしかも7mくらい距離あったんだけど、ここではまさかなって思っていたら「スペランカー貸すゾ!?」やられて、ドンビキ寸前なのにカラダを張った命がけのギャグに無駄にオトコを感じてこれまた噴いた。 あれ絶対明日ファミコン本体を持ってくるに違いないです。(畏怖) 私愛嬌は自分でもいいほうだと思ってるんだけど。笑いの沸点って意外に高いから(ってかツボが変?)普段お客様の前以外では、滅多に笑顔にならないし超真顔なんだよね。だって表情を作ると結構疲れない?入社した頃はなんでも必死にやらなきゃって感じで、毎日が満身創痍だったけど、今となっては流して仕事する事を覚えちゃったから(勿論手は抜かないしやるべき事はきちんとやる。まぁ要領の部分の話やんな)不要なときは表情を作らない様にしてるの。皺も増えるってゆうしね。(爆)その素でいる時の花ちゃんを笑わせるとかね。なにげにレベル高いのかもしんない。恐るべしヲタ。まぁ、そんな話の流れで、恩田陸さんの「夢違」と、天童荒太さんの短編集を「これも良かったらどうぞ」って、貸してくれたので。夢違から読み始めたところだけど、これも良さそう。ヲタって無駄にセンスいいから困る。ログインさんも見た目からしてヲタ全開なんだけど、何故か女子力も無駄に高ぇんだよね。色んな子に映画だの漫画を日頃から薦めてるみたい。それがまた好評の様子で割と重宝されてたり。(笑) 浮きそうなのに浮いてナーイ(髭剃CM風)ってことで今週も読書優先の生活。 最後に少しだけめぃぽ話。今週は、めぃぽは一日一時間って決めてたんだけど、平均すると二時間以上遊んだかも。(爆)読書が遅々として進まなかったけど夜更かしで対応した、あかん…。(笑)いつもはスロースターターなんだけど、ビステマは二日目から開始して金曜には育成終了させた。今はカンナの同伴で狩りで効率出せるから楽かも。そんな感じでファントムも少し強くなってます。経活も地味コツ重視であまり派手な事はしてない。現在530Pと44Gです。