長編時代小説コーナ

2012/11/20(火)11:48

思いつくままに。

[上杉景勝] ブログ村キーワード     「人並みに風邪を引いたようです」  今朝、目覚めると関節の節々が痛く、熱ぽくて布団から出ることが叶いま せんでした。人並みに風邪を引いたようです。  皆様から注意するように助言を頂きながら、風邪になったとは情けない。  昨夜、洗濯をしておいた物を軒下に干し、十時半頃からこの雑文を書い ております。今、書いている「上杉景勝」も終盤に差し掛かっております。  この小説を書きながら常に心をよぎることは、実在した人物を書く難しさ です。読者の方は上杉家と景勝が今後が、どのような結果になるのかすで に承知しておられます。  それを承知で臆面もなく小説とする、もの書きの習性に我ながらあきれ果 てながら書いております。  景勝は関ヶ原の合戦が西軍の勝利となるか、また長期戦になるかに賭け て背後の最上攻めを行います。もの書きはその一点に焦点を合わせ、さも ありなんとした感じで物語を進めますが、読者はたった一日で西軍が負けた ことを知っておられます。こうしたことは戦国武将を描く作者は常に矛盾とし て抱え承知しつつ、その人物の生き様や死に様を描いております。  そんなことはなかったが、ここに書かれていることが本当になるならば 景勝や、直江山代守の行動も分かる。  そうした淡い期待と同時に小説の結末をどのように、作者がつけるのか 興味があって読んでいただけるものと思っております。  もの書きは本当のように嘘を書く、これは昔から言われておりますが、 これが真実なのです。  本当に真実のように書かなければ小説は成り立たないものです。  今も背筋がぞくぞくし寒気が襲っていますが、何かを書いていないと 落着きませんが、この辺りでご無礼して布団にもぐりこみます。

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