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Nov 28, 2012
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カテゴリ:改訂  上杉景勝
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「改定  上杉景勝」 (117)


 上杉勢は手をゆるめることなく最上領へと侵入し、山野辺、谷内、白岩

の各支城を抜き、救援の最上勢を鎧袖一触で蹴散らした。

 その上杉勢の猛攻をみた、八ッ森、鳥屋森なぞの周辺の領主たちは合戦

を放棄し、四方八方へと逃げ散った。

 ここまでの戦闘で被った上杉勢の死傷者は百名をくだるものであった。

 残るは最上家の本城の山形城と、それを護る城塞の長谷堂城、上ノ山城

の三城である。

 最上義光はこの窮状を建てなおさんと、伊達政宗に援軍を要請した。

 政宗は叔父の留守政景を名代とし、騎馬武者二百名と鉄砲足軽七百名

を派遣するにとどめた。

 伊達政宗も白石方面の上杉勢との合戦で手一杯の現状であったのだ。

 直江山代守は鮭延(さけのべ)秀綱の守る長谷堂城を、次の攻略目標に

定め、全軍を率い城に迫り瞬く間に包囲した。

 この時が運命の慶長五年九月十五日であった。

 上杉勢の長谷堂城包囲の報せをうけた、最上義光は愕然となった。

 もしも万一長谷堂城が墜ちたら、上杉勢の大軍がこの山形城に攻め寄せ

てくるであろう。そうなれば最上家は終わりとなる。

 義光は山形城から加勢の軍勢を差し向け、ここに長谷堂城の攻防戦が

幕をきった。この戦は後に東北の関ヶ原合戦と呼ばれることになる。

 山城守は軍勢を二手に分かち、一手には上ノ森城の攻略を命じ、自身は

長谷堂城を見下ろす菅沢山に本陣を構え、山の麓には春日元忠の手勢を

配し、万全の備えを固めた。

 その上杉勢の様子を知った最上義光は、本城の山形城から夜襲を命じて

いた。二百名の決死隊が気配を消して春日勢に迫っていた。

 山城守は本陣で戦略を練っている。

 傍らには水原親憲、上泉泰綱、前田慶次等が控えていた。

 九月の東北の風は冷たい、周囲を囲んだ幔幕が風に煽られ揺れ動き、

篝火から炎が舞い散っている。

「山城守さま、上ノ城もしぶとく粘っておりますな」

 歴戦の将の水原親憲が語りかけていた。

「志田義秀と色部光長に包囲を命じておる。上ノ城は孤立させておく、

こたびの合戦の鍵は長谷堂城じゃ。これが墜ちれば山形城も直ぐに

墜ちよう」

 山城守が白皙の顔つきで断じた。

「併し、最上義光は流石に古豪にございますな」

 水原親憲が感心の面持で呟いている。

「皆に申し渡す。我等は一時も早くこの合戦を終わらせねばならぬ。

それには最上勢を発ち直させてはならぬのじゃ」

「そうでございますな、我等は最上を手に入れ総力をあげて中原に軍勢を

進めねばなりませぬな」

 前田慶次が厳ついながらも、端正な顔で不敵な言葉を吐いている。

「夜襲じゃ」

 突然、山裾から味方の声が流れてきた。一座の将が立ち上がった。

「春日元忠め、眠っておったか」

 山城守が落ち着いた声を発し、床几に腰を据えている。

 暫くすると喊声と怒号が本陣まで聞こえてきた。

「それがしが加勢に参る」

 前田慶次が甲冑の音を響かせ、自慢の朱槍を抱え本陣を辞していった。

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Last updated  Nov 28, 2012 10:51:42 AM
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