すがまるの小屋

2005/11/10(木)09:45

「 指輪 」

詩のこと(127)

しあわせは 右手の薬指から入ってきて 左手の薬指から出ていっちゃうんだよ だから しあわせが出ていかないように 左手の薬指に指輪をするんだよ 指輪が しあわせをとめてくれるんだ   そう言って 指輪をくれた 私がずっと幸せだったのは あなたの指輪があったから 今は もう 私のしあわせをとどめてくれることもない 愛 という名の しあわせ あなたとともに失ってしまったよ 二度と取り戻すことはできない そのしあわせを 追い続けて 夢に見続けて 痛みとともに 忘れない いつまでも 言葉と想いが 私の胸に残るだろう 楽になる日なんか来なくても やっぱり許せなくて 憎んでも 心の片隅で 愛されたのだと思い続けるだろう いつになっても どうしても 捨てられない この指輪と ともに

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