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空が好きのひとりごと

空が好きのひとりごと

いなか

旦那の田舎はソウルから車で10時間もかかる田舎のなかのいなかだ。
お母さんが、生きていた時は孝行息子の彼は1年に4回、3ヶ月に1度、必ず帰った。韓国のお正月、お盆の時は、道が込んで、片道20時間はかかる時もあった。ソウルの家についたら、鼻血が出たなんてこともあった。でも
それでも帰るのだ。この時に。

当時88年にはじめて、田舎に行ったときはびっくりすることの連続だった。
何よりも慣れなかったのは、あの田舎式の便所、シャワー
シャワーする場所がない。じゃお姉さんたちは何処でやっているかというと、ついたて一つ立てただけの外でお湯をバケツにいれて堂々とやっている。
外ですよ外。男はみんな半身だけ水あびて、お湯を使うのはもったいないといわれた。普通の日本の感覚をもっていたら暮らせなかった。20世紀に生きてた人が19世紀の生活をしろといわれたら。どうします?

これも信仰のなせる業

ぐっと我慢と自己否定で乗り越えるしかないんです。
台所はこれまた、昭和のはじめ、農家ではそうだったのではないかという土間
言葉のわからない私は、まきをくべてごはんを大きな釜でたきました。
煙に巻かれながら、うまくやらないと煙いんですよ。
言葉のわからない異邦人はなかなかなじめなくて、一人前に仕事も出来なくて歯磨きする時だけが、われに返れるときでした。


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