外為市場のメインストリーム

2006/11/14(火)23:19

米生産者物価指数、小売売上高

ドル円(47)

米生産者物価指数と米小売売上高は来年以降の利下げを連想させる結果となった。ただ、年内でFOMCが行われる予定は無く、政策金利を中心とした相場展開にはなりづらい状況だ。また明日、明後日に日銀の金融政策決定会合が予定されているものの、今のところ円買いを推し進めるような思惑も広がっていない。今のメインストリームは金利であると思わせる商状だといえる。 最近は117-118円を中心として膠着感が一段と強い。昨年の今頃はドル円のロングがたっぷりたまっていたわけだが、今年はどちらかにポジションが偏っている雰囲気は乏しく、年末、四半期末に向けて方向性のある動きは期待しにくいだろう。 こういうとき、ロングを持っていればそのままホールドしてスワップを稼ぎたいものだが、これだけ動きが無いと新たにポジションを作ることを躊躇してしまう。年末のボーナスを控えているため少なからずジャパンマネーが外為市場に流れ込んでくるとしても、短期思考の投資家だとこの商状には興味を抱かないだろう。

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