カテゴリ:読書
最近、サボってた読書日記。 そろそろ書かないと忘れてしまうので一気に。 ●朗読者 ベルンハルト・シュリンク 映画化された「愛を読む人」の原作。 おすぎが映画を絶賛していたので、原作を読むことに。 15歳の少年と36歳の女性の純粋な愛の物語。 この年の差(と性描写)はセンセーショナルで、ちょっと引きますが… 大人になって、2人が再会してからは、 いろいろな秘密が次々に明かされて読みながらドキドキしました。 戦争という過去をどう捉えていくかというテーマも重く考えさせられます。 ●劔岳 点の記 新田次郎 新田次郎の作品は、「孤高の人」に続いて2作目。 「孤高の人」の主人公、加藤文太郎はかなりの変人だったけど この作品の主人公、柴崎芳太郎はかなりの素敵男子☆ こちらも映画化。 浅野忠信、仲村トオルを思い浮かべながら読むと、ますますハマります。 悩みながらも、三角点設置という厳しい任務を遂行する柴崎にグッときます。 男と男の信頼、友情にもジーン…。 もちろん、山岳小説なので過酷な登山シーンも緊迫感あり。 日本男児はカッコイイ!!と思える作品。 草食系男子に飽きてきた人は読むべし。 ●悼む人 天童 荒太 直木賞受賞作。 NHKのインタビューで、この作品への思いなどを聞いて 文庫化を待たずに購入。 天童 荒太の作品はけっこう読んでいるけれど 「永遠の仔」なんかに比べると静かというか淡々としている。 でも、テーマは重い。「死」 人の死は平等か…?愛とは…?悼むとは…? 深いテーマで考えさせられます。 自分が死んだときのことを考えてしまいました。 読後は複雑。 主人公の静人にも救いがほしい…。 ●笑う警官 佐々木 譲 北海道警の不正を暴く警察もの。 久々のミステリー。スピーディーな展開でスイスイ読めちゃいます。 エンターテインメントとして面白い!! 警察という巨大組織の不正と戦う…テーマはよくある感じだけど、 肩がこらずにわかりやすいというのも◎ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月18日 02時33分37秒
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