2010/07/13(火)00:19
時間の使い方
宵っ張りの生活は、朝早い時間から遊ぶときツラいし、美容にもわるいので
早く寝るように心がけている今日この頃。
なかなか読書する時間がとれていません…。
朝の時間を有効に使わないといけませんね。
読書は休みの日に。
●酒見賢一「墨攻」
博愛と非攻(他国への侵略を否定)を信条とする古代中国の思想家集団「墨家」
その一員である革離が小国を大国の侵略から守ろうするストーリー。
非攻を信条にしているにもかかわらず戦争職人という一面をもつ革離。
「墨守」ならぬ「墨攻」というタイトルもうなずける。
物語の途中に史実に基づいた注釈があって、なぞの集団「墨家」への興味が一層深まる。
息をつかせぬ守城の攻防戦もあるけれど、全体的にはシンプルでドライな印象?
私は、かなり好きなタイプ。面白い。
短いけど、濃ゆい1冊。
●明川哲也「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」
東大生の作っている東大新聞で、おすすめの本として紹介。
もちろん、このインパクトのあるタイトルに惹かれました。
なんと、630ページ。文庫なのに3cmくらいはあります。
初めは文体に慣れなかったけど、そんなの気にならなくなるほど面白い。
失意の末に自殺したものの、ネズミに助けられたタカハシ(44歳)の冒険ファンタジー。
歴史や、科学的な話も満載で、東大生が好きなのも分かる気がする。(←偏見?)