31 「はます」ってなぁに?どん底・・・「はます」ってなぁに?最近、いま一つ良く判らない。 いや、「私の日記」ではない。 「中東情勢に関する新聞報道が」である。 「ガザ地区」と「ヨルダン川西岸地区」を支配するパレスチナ自治政府。 その「ガザ地区」が、同政府連立内閣ハニーヤ首相率いるイスラム原理主義組織「ハマス」により武力占領・実効支配された。 そして、パレスチナ解放機構(PLO)主流派「ファハタ」アッバス議長は、「ヨルダン川西岸地区」だけに支配地域を限り「パレスチナ臨時政府」樹立を宣言する。 その「臨時政府」を諸外国は歓迎し、イスラエルは「代理徴収した『税』の凍結」を解除し、諸外国は経済援助に向け勢い付く。 「ガザ地区」の「ハマス」を完全に孤立させるために。 パレスチナ解放機構アラファト前議長の頃から、腐敗・堕落の温床である「ファハタ」 それを住民が見限り、2006年実施のパレスチナ評議会選挙で「ハマス」が圧勝。 当初「ハマス単独内閣」が発足したが、イスラエルを絶対に認めない、「自爆テロ」が大好きな「ハマス」を諸外国が警戒。 経済封鎖など国際的な圧力により、「ファハタ」との連立内閣が成立した・・・バカリだった。 その、ここ数日の間に起こった「このパレスチナ分裂」を、新聞記事は・・・ 中東識者は「分断策が『ハマス』をさらに強力な軍団に進化させる」との見方で一致。 カーター元米国大統領さえ、この「差別政策」を「間違い」と断じる・・・。 ・・・良く判らない。 アッバス議長が「パレスチナ臨時政府」樹立を宣言した当日、 米国へ急ぐイスラエルのオルメルト首相がワザワザ立ち寄り、 「臨時政府」樹立を歓迎した。 ・・・数日前、同じ新聞が掲載した記事である。 この「パレスチナ分断」によって、 「ハマス」が実効支配した「ガザ地区」に、過激派と呼ばれる「イスラム原理主義組織」全てが集結するだろう。 そして国際世論が擁護する「穏健派」は、ミンナ「ヨルダン川西岸地区」に移る。 ・・・既に「ハマス」を擁護する国際世論はない。 そんな「パレスチナ分断」直後に、 絶望的に国民の支持を失った「ブッシュ米国大統領」と「オルメルト・イスラエル首相」の会談である。 ドンナ会談結果の「建前(たてまえ)」が報じられてるか知らないが・・・ 「イスラエル軍による「ガザ地区(ハマス)」への武力攻撃」を「米国が事前了承した」ことぐらい普通に考えりゃ判るだろうに!? エンバーゴ(対イスラエル全面的石油禁輸制裁)など、その直後に「国際的な袋叩き」に合う、1981年イスラエル空軍によるイラク原子炉爆撃事件。 この時でさえ、イスラエルは米国の事前了承を取り付けていたのだ。 誰が如何考えたって・・・ イスラエル軍による「ガザ地区」の完全封鎖。 続いて、 イスラエル空軍による「ガザ地区」への絨毯爆撃。 ・・・「ハマス」の壊滅的な打撃。 折れ重なる死体に満ちた荒涼たる砂漠の廃墟。 それが、3ヵ月後のパレスチナ「ガザ地区」の姿だろう。 そして・・・世界中で「自爆テロ」が頻発することになる。 私には、「これ以外の結果」は考えられない。 それを・・・ 「ハマス」の更なる急進化を心配したり、 似非人道主義的観点から「分断」や「差別政策」を嘆く・・・「識者」。 「識者」って一体誰なんだ? テメエらはホントに、 「引退の花道」を飾りたい「ブッシュ」や「オルメルト」の悲願。 そして、 オルメルト首相の「優柔不断さ」に「怒り心頭のイスラエル国民」や 仕返ししたくてウズウズしている「イスラエル軍」。 「テロ国家」には、先制攻撃も辞さずの米国なんて・・・ 「大国の思惑」渦巻く「中東情勢」を判って言ってんだろうな? カーターなんて、 大統領時代に「無能」の烙印を押された「ジョージア州のドン百姓」の迷言を 有難がって聞いては、「平和ボケした『識者』」の間抜けな意見を載せる。 机の上で「馬鹿の言うこと」の「取り纏(まと)め」バカリしてないで、 少しはテメエの「足」と「頭」を使え。○○新聞カイロ駐在員っ! 米国や日本国政府の批判記事バカリを載せりゃ読者が喜ぶ。 そして・・・新聞の購読料が増える。 そんな私利私欲一辺倒の「温(ぬる)い記事ばかり載せて」ないで・・・ 「ガザ地区への経済支援」、「戦禍拡大絶対阻止」なんて『硬派な論陣』を張ったら如何だ。 「テロ組織」ったって・・・戦争が始まりゃ人が死ぬんだ。 それでも・・・ 日本じゃ「人の命」より「小銭」の方が大事なのだろうか。 ・・・本当に情けない。 ジャンル別一覧
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