20 慈雨(じう)寂光・・・慈雨(じう)最近は。 遠くの病院への通院や、 丁度。 中心市街地の反対側に位置する職場での面談・・と。 外出が重なっている。 暴走するトラック群に脅かされた・・り。 昨日、原動機付自転車で職場に向かう途中。 ノロノロと。 濃紺のワゴン車が、前に割り込んできた。 左から追い抜こうとした途端、 急に左折した。 急ブレーキと 無理やり車体を左に倒し、 危機一髪 難を逃れることができた・・のだが。 長い車体と原動機付自転車には 僅かな隙間もない。 こんな夢を見た。 「山を降りるのは何て快適なんだろう」 って掛け合いながら。 喜び勇んで 山を降りる。 途中。 自分が持っている「札」を見て。 山に戻ると言い出す者が出る。 すると。 何処から湧いてきたのか。 私の両手には。 何枚のも「札」・・が。 「3号符」「2号符」 そして。 最も大切な「1号符」 突然。 その「札」を託された、 大切だった女性(ひと)の 顔が浮かぶ。 その「札」に急(せ)かされるように。 私は山へ戻る。 山の生活は。 相部屋に共同便所。 便所なんて 囲いの無い和式便器が2つ並び。 もう一人の奴は。 便器に片足を突っ込んでしまったり・・。 こんな処じゃ・・とても「出来ない」 って・・逃げ出した。 食堂では。 好きでもない女性に ・・振り回されたり。 そして。 何層もの汚らしい風呂から 落ちる処・・で、眼が覚めた。 ここ数日の 酷い冷え込みに。 風邪を拗らせている。 昨夜は。 自らの「禁」を破り ありったけの抗生物質を呑み。 熱い「ちゃんこ鍋」を喰べた。 気が付くと。 窓を開けっ放なしにして。 シャツとパンツだけで。 ・・・寝てた。 外は雨。 すこおしだけ降って。 直ぐに・・止んだ。 朦朧とした頭に ぽっかりと浮かんだ言葉が「慈雨(じう)」。 若し。 雨が降らなかったら。 猛烈な「明け方の冷え込み」に 如何なっていたんだろう。 最近。 個人的に大きな問題で。 すこおし煮詰まっている。 もう。 如何しようもないのだけれど。 酷く非人間的な衝動に 押し流されようとしていた。 『寂光』と云うサブタイトルで日記を書いている。 「漆黒の闇に仄(ほの)かな灯(あか)りが射す」 「うつ」回復の「僅(わず)かな兆(きざ)し」を 私は勝手に『寂光』とした。 でも。 本来の意味は。 『仏語』の「安らかで、静かな光。真理の寂静とその智慧の働きとしての光照」である。 「意識」の樋(とい)が外れて。 流れ込んだ「無意識」が見せる「夢」 そして。 「慈雨」 「もう一度。泥臭い人生に戻れ。」 と云うこと・・か。 ジャンル別一覧
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