23 『血の資質』への考察「うつ」人の考察:『血の資質』について考える。阿南惟幾陸軍大臣の息子。阿南惟茂前中国大使が、中国大使在任時に小泉首相に『靖国』参拝中止を具申。 東条英機元首相の孫娘。東条由布子環境保全機構理事長が、終戦日に小泉首相の『靖国』参拝に対して「中韓の内政干渉に対して毅然と対処した。独立国家としての威信を守り事ができた」と高く評価。 夕方までテレビ番組にリレー出演し、新聞社のコメント取材に応じた。 「宗教上、分祀はあり得ない。」「分祀と言うのなら国会でもう一度、合祀論争をすればいい」と話した。 第二次世界大戦の終戦に際し、陸軍の暴走を割腹自殺で止めた阿南惟幾陸軍大臣。 『東京裁判』で戦犯として死刑を宣告され、絞首刑に処せられた東条英機元首相。 冒頭の記載はその係累(子孫)の『靖国』に対する考え方・行動を新聞から拾ったものです。 阿南惟茂前中国大使は、在任中に在中華人民共和国(以降、面倒なので中国)日本大使館に逃げ込んだ脱北者(北朝鮮脱出者)を拘束する中国の官憲を、大使館内に入れたということで少々問題を起した人物です。 幾つかのサイトを見ると「阿南惟茂前中国大使」には、人物的に色々問題があるように書かれたものが多いようです。 大使を非難するコメントで多いのは、先述した「脱北者(北朝鮮脱出者)を拘束する中国の官憲を、大使館内に入れた」事に対する中傷のようですが、この事件は、二つに分けて考える必要があると考えます。 先ず、「大使館」は、何処の国にあろうが、「日本国の領土」と看做されます。 ですから、当事者国であったとしても、その『官憲』が大使館内に入ることは許されません。 曖昧な記憶で申し訳ないのですが、当時、大使不在の北京にある在中国日本大使館は、「『脱北者』の急な侵入に対して、緊急避難的に『中国の官憲』を大使館内に入れた」とコメントを出したような気がします。 後から取って付けたようなコメントでしたが、「犯罪者(『脱北者』)の予期せぬ侵入に対して、中国の保安当局に緊急避難的に救いを求めた」ということであれば問題はないように考えます。 人道上は如何であっても、中国に不法入国し、在日本大使館に逃げ込んだ『脱北者』は、間違いなく『犯罪者』です。 私は、彼らを擁護する必要を全く認めません。 日本国は、基本的に政治亡命を認めていない状況です。 それが良い・悪いの判断は別にあるのでしょうが・・・。 「拉致家族」問題で、日本国は「北朝鮮政府」と対立しているという幻想を「北朝鮮人民に抱かしてしまった」としたら大きな失敗です。 放置すれば、飢えた2千万人を超す北朝鮮人民が日本国を目指すでしょう。 あっけない程簡単に日本国経済は、崩壊してしまいます。 「拉致家族」への同情論が、また一つ日本国崩壊のシナリオを作り出してしまいました。 「いい加減にしてくれよ!」 空しく呟いてしまいます。 その阿南惟茂前中国大使は、「特命全権大使」から「内閣総理大臣」に対しては『異例』とされる上記『具申』を行ったようです。 「上司に対する『諫言』です。」 「流石に腹を切って陸軍の暴走を止めた漢(おとこ)の息子!」 思わず賞賛してしまいます。 彼の考えが何処にあったのかは良く判りませんが、「日本国民が殺戮したアジアの民の心情」を思えば、『良くやった』と手放しに評価して良いのではないかと考えます。 もう一つ。 東条英機の孫娘です。 「何様のつもり?」 正直な感想です。 現在、日本国は政教分離を唱えています。 これも曖昧な記憶ですが、当時騒がれた「オウム真理教」の許認可権は、『国』ではなく、『東京都教育委員会』にあったような気がします。 「許認可権」と書きましたが、『宗教団体の届出』がされ、それに対する書類等が過不足無く添付されていれば、『都道府県』の所管部局は受理せざるを得ないというのが現実なのでしょう。 日本国憲法第20条に定められた『信教の自由』に抵触するからです。 『靖国』に関する新聞記事を読んでいると、特に『昭和天皇のお言葉メモ』が報道されて以来、「『分祀』に関しては『靖国神社』固有の問題で、政治的に介入することは出来ない」ということが繰り返し書かれていました。 A級戦犯の孫娘『東条由布子』女史は、その事を知らないのでしょうか? 知っていて当然の話です。 渦中の人なのですから。 第2次世界大戦についての戦争責任に関しては、「『戦犯』だけが悪いのではなく、そんな輩を選出した『国民』が悪い』というのが私の持論です。 しかしながら、『戦犯』が悪くない訳がありません。 『馬鹿な国民』をミスリードして、戦争を遂行した責任は、当然『戦犯』や『当時のマスコミ』にあります。 私の雑文『「うつ」人の考察:『終戦:ポツダム宣言』について考える。』にも書かせてもらいましたが、『ポツダム宣言』によると、連合国が求めたのは、『日本国の無条件降伏』ではなく、『馬鹿な国民』をミスリードした『全日本国軍隊の無条件降伏』です。 陸軍大臣を兼務していた元首相『東条英機』が『犯罪者』であることは、疑いの無い事実です。 その孫娘が偉そうに語っています。 「日本国民だけでなく無辜のアジアの民を何万人、いや、何十万人も殺してしまった」『大犯罪者』の孫娘が、偉そうに語っています。 「恥ずかしくて表に出ることも出来ないのが普通だろ?」 出演依頼や取材するマスコミもマスコミですが・・・まあ、『同じ穴の狢』ですから。 「腹を切ってお詫びをせい!」 一応女性のようですから、そこまでは言いません。 でも、『東条由布子』のような輩が、『靖国』問題を複雑にしていることは間違いないようです。 自分の『恥ずかしい祖先』を省みて、一刻も早く「『大犯罪者A級戦犯』の係累」等が、『自ら分祀を求める』ように期待します。 ジャンル別一覧
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