「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

2006/01/17(火)23:02

〈かふん〉のキスの理由?

『猫のいる生活』(301)

 今朝は7時過ぎに眼が覚めました。  我が部屋猫〈かふん〉は、珍しく「杉の花粉」の右横のベッドの上で眠っていました。  昨日の外出で少し疲れていたのか、しばらくボーっとしてしまいます。  8時過ぎにパソコンにアクセスします。  朝食を食べなかったので、〈かふん〉は未だ眠ったままです。  9時過ぎ、ライブドア証券にアクセスしたところ、大変なことになっていました。    「猫神」が保有する「ライブドア」株が、売り一色で全く取引されていません。  慌てて、新聞を取りに行くと、「ライブドア、違法取引で東京地検が家宅捜査」と大きく一面に載っています。  「猫神」の部屋を覗くと、「頭が痛い」と唸っています。  水で頭痛薬を飲んで、しばらくすると「猫神」は、少し元気になりました。  そこで頭が痛くなる「ライブドア」のお話をします。  「『ストップ安』が当分の間、続きそうだ」と言うと、「猫神」は「ホリエモンはどうなるの?」と聞き返してきます。  「多分、引責辞任かも知れない」と答え、ライブドアのお話で盛り上がりました。  結局、ライブドアと心中する。ホリエモンが社長を辞めたらライブドアには何の魅力もないので、ライブドアが潰れなくても売買は「杉の花粉」に一任となりました。  どうしてホリエモンがと考えてしまいますが、ライブドアのホームページにアクセスすると社長のブログが更新されており、事件が速報として掲載されています。  ○天がBBC買収失敗の時にダンマリを決め込んだのと大きな違いです。  「見せしめに潰すのなら大嫌いな三木○にしてくれ!」と心の中で叫んでしまいました。  そうする内に、お昼のお弁当が届きます。  弟の前で見せびらかして食べると「猫神」が言い出しましたので、今日の昼食は、母屋のテーブルで食べることになりました。  〈かふん〉と「お弁当」を持って母屋に向かいます。  弟は、ヤクルト焼きそばを自分で作り、「猫が食べないように見てて!」とレトルトパックのご飯を温めにいきます。  「インスタントに関しては、私が作るより美味しい」と言いながら、一番大きな猫が、自分の前に皿を移し、盗み食いをしていました。  「○○チャン(「猫神」の名前:チャン付け)が、何で食べてるの?!」と弟は悲しそうに訴えます。  「毒見」と一言答え「猫神」は平気な顔です。  こうして和やかに昼食が進みます。  〈かふん〉が何時もの通り「杉の花粉」の前にチョコンと座ります。 何時ものように〈かふん〉が食べられそうな「オカズ」の油揚げを目の前に置くと飛びついて食べ始めます。  他の猫が寄ってくると、猫パンチを繰り出し譲りません。  〈かふん〉も「猫神」同様に強く育ちました。  昼食が終わると「杉の花粉」は自分の部屋に戻ります。  ベッドに寝転んでユックリしていると眠ってしまいました。    2時過ぎに眼を覚ますと「体当たり」と「フニャ~ン」と言う鳴き声。  ドアを開けると「フニャ、フニャ」と文句を言いながら〈かふん〉が入ってきます。    〈かふん〉も「猫神」同様に我が儘に育ちました。  「杉の花粉」がコンピュータへアクセスを始めると「猫神」が顔を出します。  少し疲れた顔をしていますが、頭痛は何とか納まったようです。    ライブドア証券にアクセスすると案の定、ストップ安で値が付きません。  値上がり目的で購入した「杉の花粉」の持ち株は、現在、買値より少し低い金額まで回復しています。  この株は、我が家の銀行残高の赤字に直結しますので、1円の上下に神経がピリピリします。  でも、ライブドア株は、ホリエモンが面白いというフザケタ理由で購入した株ですから、「まあ、いいか」と二人ともノンビリしています。  「猫神」は保護色毛布で幸せそうに眠っている〈かふん〉を撫でたり、抓んだりして遊んでいます。  その間〈かふん〉は幸せそうに眠っていました。    しばらくして「猫神」が自分の部屋でユックリすると言って出て行きます。  その途端〈かふん〉がスッと起き上がります。  猫餌を食べ、水を飲むと、再び保護色毛布の上で丸くなり、今度は本格的に眠り始めました。  猫なのに「タヌキ寝入り」だったのか、猫なので「猫をかぶっていた」のか良く判りませんが、徐々に我が家での「生きる術」を学んでいるようです。  パソコンでメールの整理などをしていると7時を廻っていまいます。  外で、「はな(犬♀)」が「何かを掻き毟る音」と「子犬のねずみのような鳴き声」が聞こえてきます。  もう、暗くなった外を懐中電灯で照らすと、「はな」が、新居に敷き詰めてあった「毛編みバスマット」や「バスタオル」を外へ押し出し、一所懸命に犬小屋の床を引っ掻いています。  一人の子犬が小屋から転げ落ち、鳴いています。  「はな」を小屋から出し、4人の子犬を小屋から出し、「毛編みバスマット」を再び敷き直すと真っ先に「はな」が小屋に入ってしまいました。  犬小屋と「はな」の隙間に、4つ数えながら子犬を嵌め込みます。  「はな」が子犬を抱くと漸く静かになりました。  手洗いに行って、そのまま母屋に向かい「猫神」に夕食をどうするか尋ねます。  「杉の花粉」は、「大きな焼きお握り5つのお茶漬け」、「猫神」はチャーハン、「オカズ」はついでに揚げた「たこ焼き」です。  非常に栄養から見栄えからバランスを欠いた食事ですが、魚をメインに野菜の煮付け中心の「お弁当」を食べている二人には、それほど気になりません。  「猫神」は「揚げたこ焼き」が気に入ったようで、幾つか残っていた皿を自分の前に置き直していました。    夕食が終わり、部屋に戻ると、忘れていた〈かふん〉が睨んできます。  抱き上げると、「杉の花粉」の手を舐めて、そしてキスをしてきます。    どうも、夕食で何を食べたのか探っているようです。  そんな怖いキスをする〈かふん〉は、後ろの保護色毛布の上で身体をズデーンと伸ばして幸せそうに眠っています。  

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