2006/06/21(水)00:13
ズッと寝ていたの?〈かふん〉?
今朝は6時過ぎに眼を覚まします。
抗生物質のお陰か身体は大分楽になっています。
7時過ぎに急に「猫神」が部屋に顔を出します。
「絶対に今日は出勤しないように!」と言い残して去っていきます。
我が部屋猫〈かふん〉は座椅子の上に丸まって仕合せそうに眠っています。
暫らくベッドに座ってタバコを吸いながら考えます。
頭が充分に廻りませんので、そのまま眠ってしまいます。
職場に休暇の電話を入れます。
「『風邪』だと思います。抗生物質で大分楽にはなりましたが、今日1日休ませてもらいます。」
と伝えます。
多分、『職場復帰の芽はなくなった』と漠然と考えています。
『それも良いか』と再びベッドに横になります。
前回「猫神」と一緒に病院に言った時の主治医の言葉を思い出します。
「貴方は未だ自分の身体の状態を自覚していないところがある。」
「自覚しないで頑張ってしまうのが一番危険です。」
「自分よりも周りの人の方が好く見える筈です。」
「周りの人の意見を聞くようした方が良いですよ」
「猫神」の眼に映った「私」は如何いう状態だったのでしょう。
朝は絶対に起きられない「猫神」がワザワザ午前7時に部屋に来て、今まで言ったことのない忠告をして戻っていきました。
多分、彼女は「出勤するな!」の一言を言いたいがために昨夜は眠っていないのだろうと考えます。
『我が家の伝統的な考え方』に「例え家族であっても責任の取れない人の人生に口を出すな!」というのがあります。
2人の弟が其々に悩んでいるときも「私だったらこうする」ということしか言っていません。
一人は悩みながらも浪人して目標の大学に入学しましたし、もう一人は借金地獄から自らの力で脱しようと頑張っています。
後の方はカナリ「猫神」の存在が大きいのは事実ですが。
『自分の判断で失敗すれば諦めもつきます。』
しかしながら、人の言う通りにして失敗しても、その人は責任の取りようがありません。
人間関係は最悪になりますし、如何しても悔やんでしまうことになります。
そこで、『我が家の伝統的な考え方』が生まれた訳です。
今、弟も絶対に他の家のことに口を出しません。
その代わり『何かあった時』には皆が一斉に動きます。
そういう事情は充分すぎる程、自覚している「猫神」が敢えて口を出しました。
それだけで充分です。
後の始末は私が付ければいい事です。
そんな事を漠然と考えていたら再び眠ってしまいました。
「猫神」が、ペットボトルの「お茶」と「杉の花粉」が大好きな「チャーイ」を作ってくれたようですが、そのまま眠ってしまいました。
(我が家では「ロイヤル・ミルク・ティ」などという上品な表現は性に合いません。
砂糖をタップリと放り込んだインドの「チャーイ」と呼んでいます。)
お昼過ぎに「猫神」が現れ、「お弁当が届いてるでしょうけど、余り食欲がないので、お腹が空いたら先に食べてて」と言い残して部屋に戻っていきます。
早速、宅配された「野菜タップリお弁当」を〈かふん〉と二人で食べ始めます。
「海老の唐揚」、「チャーシュー」や「蒲鉾」は美味しそうに食べますが、「厚揚げ」系統は食べなくなりました。
以前は充分に食べていても振り返り、「モット欲しい」とネダッテおいて、残すことがママありましたが、最近は好きなだけ食べると見向きもせずに「水」を飲んで背伸びをしています。
そして座椅子の上で丸まって眠り始めます。
「杉の花粉」も再び眠ってしまいました。
「猫神」は「野菜タップリお弁当」を2回に分けて全部平らげたようです。
近頃、「胃の調子がおかしい」と言っているので少し心配ですが、食べる量を考えると未だ未だ大丈夫という気にさせてくれます。
午後5時過ぎに寒くて眼を覚まします。
窓を開けてシャツ1枚で眠っていたので、身体が冷え切っています。
眠っている〈かふん〉を退かせて、布団を被って暫らく様子を見ますが、身体が温かくなってきません。
そのまま、再び布団を蹴飛ばして眠ってしまったようです。
午後10時前に眼が覚めます。
クシャミと咳が止まりません。
「また風邪を引き直してしまったか」と後悔しますが後の祭りです。
座椅子の上で身体を伸ばして眠る〈かふん〉を横目で見ながら、温かいものを作りに台所に向かいます。
「猫神」はベッドに寝転がって眠った振りをしていましたが、「未だ、何も食べたくない」というので「杉の花粉」は自分の「カレーうどん」を作って食べます。
食べ終わってから「猫神」を見るとベッドにうつ伏せになり本当に眠っていました。
部屋に戻ってタバコを吸います。
早く「風邪薬」を飲みたいのですが、『食後』には早すぎます。
仕方なく、今日は余り触れたくなかったパソコンを立ち上げ、こうして日記を書き始めました。
〈かふん〉は「杉の花粉」が起きてそのままになっている布団の中から上手い具合に保護色毛布を見つけ、その上に丸まって仕合せそうに眠っています。