「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

2007/06/19(火)00:31

どん底・・・こーひー・ぶれいく(其の弐)

どん底(41)

どん底・・・こーひー・ぶれいく(其の弐)  私は「無神論者」のフリをしているが、  実は・・・  世界三大宗教合同の秘密結社「民族統一戦線宗教開放原理主義機構(NAN.TYATTE)」の一員である。  だから、この日記に書かれたことは『極秘事項』であり、  決して他人に明かすことは許されない。  もし、貴方が一言でも漏らしたりすれば、  必ず貴方は・・・  ・・・『世間の笑い者』になる。 極秘事項(其の壱)  紀元前13世紀から紀元前7世紀までの間に出現したと云う「ザラスシュトラ」  彼が始めたとされるのが「ゾロアスター教」である。  ・・・  紀元前13世紀から紀元前7世紀と云うとその差は600年。  今から600年前は、南北朝統一を果たした足利義満公の時代。  「一休宗純禅師」が「蜷川新右エ門」や「さよちゃん」と結託。  一方で「桔梗屋利兵エ」や「弥生さん」の策略により・・・  「鹿苑寺金閣」で将軍様(義満公。北朝は無関係)と頓智(とんち)合戦に明け暮れていた頃である。  そんな「弥生さん」の時代(フアンですから)から、現在までの「何時かの時点」に出現したと云われても困ってしまうが。  何時かは知らないが、兎に角「ザラスシュトラ」が居たとする・・・話が続かない。  「ゾロアスター教」 ―「宇宙の法」たる神アフラ・マズダーを「主神」とし、  カレに従う善神スプンタ・マンユに代表される「善の勢力」と、  カレに背く悪神アンラ・マンユに代表される「悪の勢力」の「二つの原理」により、  「世界は成立している」とする。  だから、「火」や「光」を崇拝する。  「人間」は、自らの自由意志で、「善の側」か「悪の側」かに立つことができる。  「両者の争いの果て」に、最終的には「善」が勝利して、「悪」を滅ぼし、  「悪神の勢力は滅ぼされるという宇宙史的運命」を主張した最初の宗教である。―  書いていて・・・  この日記の主題は『少女マンガ』だったのだろうか?と疑ってしまうくらい「神さま」の名前が面倒くさい。  そして、私もドチラかと云うと「悪の側」に立ちたい人間ではあるが。  何故、「負ける側」に立つのか?  が・・・いま一つ、納得出来ないでいる。  負けると決まっているのに「悪の勢力」を束ねる悪神アンラ・マンユ。  「ハッスル・プロレス」の「インリン様」を彷彿(ほうふつ)させる。  ―アフラ・マズダーの使者「預言者」は、「善悪二元論的な争いの世界」である「この宇宙の真理」を解き明かすことが、その使命となっている。  「この世界」を舞台とした二つの勢力の戦いが「歴史」であり、  「神」は「真理」を教えるため、人間に「預言者」を定期的に送り出し、  人間に救いを齎(もたら)す。―  「宇宙の真理」や「歴史」は実はトテモ単純であり、それをモットもらしく伝える「ピエロ」諸氏が預言者と呼ばれる。  ・・・  私が「ゾロアスター教を馬鹿にしている」と思われるのは心外である。  何故なら「この教え」は、  「ユダヤ教」の宗教思想に受け継がれ、  「ユダヤ教」を通じて「キリスト教」に、  そして、初期「仏教」に影響を及ぼすことになる。  また、そんな「ゾロアスター教」の記録を、「大事」に後世に伝えたのが「イスラムの『知識人』」なのだと云う。  ・・・  だから、私が馬鹿にしているのは、そんな「世界三大宗教」である。  お間違えナキように!  この様に「ゾロアスター教」は、世界三大宗教の「宗家」或いは「本家筋」なのだが、  「現存するゾロアスター教徒」は、「既に『レッドデータブック(絶滅危惧種リスト)』に載っている」と噂される程、「ゴク少数」なので「宗家」「本家」争いは聞かない。  そして最も肝心なことは・・・  父と娘、母と息子、兄弟姉妹の結婚など「近親姦」を最高の善行とする考え方である。  あれほど「性」に無頓着だった日本古代朝廷でさえ、同母兄妹(或は姉弟)の性交渉は禁忌だったのである。    何故か?  それは「劣性遺伝子」の発現が問題らしい。    優生学上、  「両親」から「同一の遺伝子を貰った場合」にだけ、その形質が現れる遺伝子を「劣性遺伝子」、  どちらか「片親」から「その遺伝子」を貰っただけで、その形質が現れる遺伝子を「優性遺伝子」という。  そのため、仮に「両親の片方」にだけ「特殊な形質に関する遺伝子」が在ったとしても、  もう「片親」に、「それを打ち消すような優性遺伝子」がある場合が多く、  「その形質」が子供に現れることは少ない。    しかし「近親姦」の場合は、「両親」が「同じ劣性遺伝子」を持つ可能性が高く、  「劣性遺伝子」という形で隠蔽されている「特殊な形質に関する遺伝子」が顕在化しやすいと云う。  「近親姦」による出生は、全てが「畸形」という悲劇で終わる。  そして、ゴク稀に「最悪の畸形児」が生まれる。  「通常の性交渉」では、決して生まれることのない「万能の天才」である。  「ザラスシュトラ」は、自らの「血統」により「神の高み」にまで昇ろうとしたのだろうか?  これほど「『神』に対する『不遜』」はなく、馬鹿のように揃って「ゾロアスター教」を手本にした世界宗教は、決して「近親姦」を認めない。  ただ20世紀の欧州に「或る変人」が現れた。  彼は、欧州を凌駕する「キリスト教的世界観」に決別を告げ、「『超人』待望の思想」に取り付かれてしまう。  晩年はクズのように梅毒で狂死する、その「男」の著書『ツァラトゥストラはかく語りき』  「ツァラトゥストラ」とは「ゾロアスター」のことである。  ・・・重い。  極秘事項(其の弐)は?なんて聞かないで欲しいし、  ・・・それ以上に、果たしてココまで付き合ってくれた方がドレ程いるのだろうか。  私なら・・・最初の9行で他所のブログに飛んでいる。  「こーひー・ぶれいく」の心算だったのだが。  前回のように、「コーヒーカップ」を「打ち壊す」なんて・・・  「親父ギャグ」で終わらせるのも辛いくらいに・・・重い。  でも良いのだ。  私は「紅茶党」なのだから・・・。

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