「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

2016/03/23(水)15:30

だって、夢ですもの。

 産経新聞さんの  『政府が「共産党は破防法調査対象」と答弁書を閣議決定』って記事を見た。  政府は22日の閣議で、共産党について  「現在においても破壊活動防止法に基づく調査対象団体である」との答弁書を決定した。  共産党が「暴力革命の方針」を継続しているとの認識も示した。  答弁書によると、警察庁の認識として、  共産党は「『いわゆる敵の出方論』に立った『暴力革命の方針』に変更はない」と明記。  「敵の出方論」とは、共産党が唱えているとされる  「権力側の出方によっては非平和的手段に訴える」との理念を指す。  さらに答弁書は、平成元年2月18日の衆院予算委員会で  破防法の不当さを訴えた共産党の不破哲三中央委員会副議長(当時)の質問に対し、  「敵の出方論があり得る」と述べた石山陽公安調査庁長官(同)の答弁を引用。  「(石山氏が)答弁しているとおり」とし、  現在も共産党が「暴力革命」を捨ててないとの認識を明らかにした。  共産党は戦前、非合法組織だったが、終戦に伴い合法組織となった。  共産党員は当時、党内外でさまざまな暴力事件を起こしていたが、今回の答弁書も「政府  としては共産党が日本国内で暴力主義的破壊活動を行った疑いがあるものと認識している」  と明記した、とか。  何と言いますか。  国会前にたむろしていた学生さん・ジジ・ババさんにしろ  脱原発を!やら、米軍基地断固反対!やら、クソ喧しい市民団体さんにしろ。  他人の言葉には  ちっとも耳を貸さず、ご自身のご主張ばかり。  で、彼ら彼女らに  いい加減、大迷惑だから止めてもらえませんか?なんて言おうものなら  もれなく暴力がついてくる?か、どうだか知りませんけど。  マイノリティさんのご意見も  お聞かせ願うのが民主主義だとすれば。  ああだこうだで、すったもんだの末には  多数意見に素直に従うのも民主主義なワケで。  なにがなんでも  みんなが間違ってるんだ、って  私たちこそが「正義」なんだ、って  暴力に訴えてでも我欲を押し通そうとする。  そんなの  ファシズム(全体主義)さんや共産主義さんにしか認められていませんよ。  「敵の出方論」って  いわゆる極左さんの「目的は手段を正当化する」ってアレでしょう?  そういうの  いまだブームなんですか?  あまりのバカバカしさに  とっくの昔に、大笑いのネタになっているとばかり思ってました。  まあ。  そういうキ○ガイ…失礼、とってもヤバい集団、後ろで糸を引く?団体さんに  破防法の調査対象ですよ、って、あらかじめ明言しておくのは  それなりに  あたしたちのノホホンを守るための護符なのかも知れません。  ただ、ね。  破防法って、どうなのでしょう?  司法を通さず  行政が直接、ダレかを裁いちゃう、のが問題なのですよ、とか  短絡的なご意見も少なくないような?  前にも書いた覚えがあるのですが。  『夜と女と毛沢東』だったか  辺見庸さんが吉本隆明さんと対談している。  そこで語られる破防法の問題は  思想信条の自由にまで踏み込んで、ヒトを縛っちゃう恐れがあるってこと。  ダレかを  誹謗中傷したり、逮捕したり、裁いたり。  それは  実際に何かをした、を持って講じられる問題で。  間違っても  どう思った、どう考えた、の時点で判じていいお話じゃない。  けれど、破防法が適用されちゃうと  その団体に加盟した「だけ」で、その中心人物に師事した「だけ」で  下手すりゃ、シンパシーを持った「だけ」で。  何も行動を起こさなくたって  犯罪行為と認定されちゃう恐れがある。  それは、どう考えても  「思想信条の自由」の侵害でしょう?って。  まあ、そんな感じ?  あたしだって  加害者さんの人権・権利ばかりに重きを置いた  いまの司法さんは、とっても甘々だと思う。  もっと、もっと、もっと厳しくして  歯には歯を、目には目を、くらいで丁度いいと思わんこともない?  けれど  あたしの妄想まで入ってこられちゃ堪らないんだよ。  TVで見たとっても素敵なヒトに  あんなことやこんなことを、されたい…失礼、したいとか。  そういう願望、妄想で  いきなり捕まっちゃって公開処刑、いや、審議されるのは  いろんな意味で、ほんと勘弁して欲しい。  前に書いた『このすば』って深夜アニメに  サキュバス(淫夢魔)さんが経営する、とっても素敵なお店が登場する。  日常生活に支障のない範囲で  あなたの生気と引き換えに、お望みの夢をお見せします、そういうお店。  そこには  どういう夢がいいですか?って、アンケート用紙があって。  あなたの性別・年齢・状況は?って項目に、どうして?って尋ねると。  女性になって…○△されてみたい、って、お客さんもいらっしゃいますし  幼い美少年になって勇ましいオンナ冒険者にムリヤリ…というお客さまも。  相手はどういうヒトがお望みですか?って項目に  有名なヒト、ちかくのあの子、二次元ヨメでもいいんですか?って質問すると  なんでも結構です。二次元ヨメがどういう意味なのか判りませんが…。  著作権の問題とか…ほんとに大丈夫なんですか?  大丈夫です。だって夢ですもの。  ところで  …年齢制限とかは?いやいや、そういう指定をしたいんじゃなくて…。  大丈夫です。  でも条例とか…いろいろ問題があるじゃないですか。  大丈夫です。夢ですから。  そうですよね。夢ですもんね。ほんと素晴らしいお店だ。となるワケです。  良識派?のあなたは、このお話をどう思うか?知りませんし。  つまりは、こういうことだ、なんて書いちゃうと  辺見さんや吉本さんの狂信者…失礼、フアンさんに  何をされるか?判ったもんじゃありません。  その妄想も  ドMのあたしとしては、嬉しい限り…。  それは、それとして。  欣也さんから、あんなことやこんなことや  広瀬○ずさんに、あんなことやこんなことも。  望結ちゃんにも心くんにも  あるいは  近所の奥さんを押し倒したり、隣のダンナに股を開いたり。  公序良俗やら社会通念なんか何のその。  夢である限り  あたしたちはダレからも罰せられない自由を持つ。  そして  たとえ夢だって許されないと自制するのも、あなたの自由。  けれど  そういうあなたのワガママ…失礼、ご主張を  他人(ひと)にまで押し付けちゃう権利なんか、あなたにはない。  何であれ  あなたが、そうであるを望むなら  他人の、そうであるを否定しちゃいけないんだよ。  それが  あたしたちみんなの権利を、自由を守るってこと。  ひいては  あなたの権利を、自由を守るってこと。  あたしたちから抽出された無味乾燥な、いや、純然たる理性なんか  どこにも存在しないんだよ。  そもそも  自分が正真(しょうしん)の聖人君主で、真に清廉潔白なら  他人(ひと)のイヤな部分、醜い部分、許せない部分なんか見えるハズがないんだ。  自分自身に  そういうイヤで醜い部分があるからこそ  他人(ひと)のそういう部分が、ことさら浮き上がって見える、だけ。  それを。  それは、そういうものだと全肯定して生きるも、それぞれの自由。  だからこそ、そうであっちゃいけないと部分否定して生きるも、それぞれの自由。  いいか悪いか、なんて全く関係ない。  なにか言動をしない限り  そこに何の違いもないんだよ。  ただただ  偽善を、その根幹となす世間さまで、生きやすいか?生きにくいか?それだけのこと。  だから。  他人の恥部・暗部・醜さを見付けられる私は、いかに潔白なのか!じゃないんだよ。  それを、すぐさま見付けられるほど  あんたのお腹の中や嗜好・性癖は、真っ黒くろすけ、ってこと。  誰それの、そういう考え方は  はあ?社会常識に反している?  はあ?ヒトとして、それってどうなの?  そんなこと、知ったことか。  そうやって、いつも  他人の心の中までも、エラッそうに非難している、あんたの顔は  根っからの悪人さんや犯罪者さんどころか、他のダレよりも醜く歪んでいる、ってこった。  たまには  鏡くらい見たらどうです?  と言うことで。  妄想の中で  美人さんやイケメンさんと、あんなことやこんなことを…。  そういう経験があるなら  たとえ、ガソリンを詰めたペプシの瓶とかを  ○△に向かって打ち込みたい、って、キ○ガイさんを否定しちゃいけない?  当然に  実際にやっちゃったら、袋叩きにしようと吊るそうと  司法の認める範疇で、お好きにすればいい。  ただ  そう思っている。そう考えている。なんとなく、そうなのかも…  そういう時点で  ああだこうだってのは、ちょっと許されないんじゃないのかなぁ?  それを許しちゃうのが  破防法って法律なのなら  いくら、キ○ガイ政党…失礼、某共産党さんだって  破防法の監視対象であっていいハズがない?  結局は。  そういうヒトや団体さんなら注意深く監視しつつ  やっちゃう前に何かを言わせて  それを持って、即座に吊るしちゃ…失礼、居なくすればいい?  そんなの  当たり前のことなのに。  そこに  破防法がどうのこうの、って  ワケの判らん議論を持ち出しちゃうから  めいっぱい、ややこしくなる?  他人の考え方、嗜好・性癖に、つまりは、他人の心の中にまで  ああだこうだと言いたがるのは。  解像度が低い内視鏡さんだとか、壊れかけたスピーカーさんだとか  そういうのが前世だった宿縁かも知れません、が。  バカはバカなりに  …失礼、あなたやあたしは、あなたやあたしなりに  今世は、いちおうヒトとして生まれたワケですから  ちったぁカメラを閉じて、口を閉じても、いいような気もします。  なにより、そんなじゃ  お気に入りのあのヒトに  夢で、あんなことやこんなことを、してもらえませんよ。

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