2018/08/16(木)23:34
外国債券の利金受け取りの設定のススメ(外貨で受け取ろう!)
~※自分自身の思考整理も兼ねてのお勉強会~
今日、アメリカ国債の利金が振り込まれた話をしました。
そこで、アメリカ国債を始めとする外国債券の利金の受け取り方法を考えてみることにします。
現在、私はマネックス証券、SBI証券、楽天証券の3つの口座を開設していますが、その内、マネックスと楽天で債権投資を実際に行っています。
なので、マネックスと楽天のそれぞれを見ていこうと思います。
※どっちの証券会社も、利金の受け取り方法が、大きく分けて2つあります。
・1つ目は外貨で受け取ること。
・2つ目は円貨で受け取ること。
です。両方の特徴としては、
・外貨で受け取る場合、為替手数料がかかりません。
・円貨で受け取る場合、楽天もマネックスも、インターバンクレートに対して、25セント分の為替手数料がかかります。
……FX(外国為替証拠金取引)をやっている方ならおわかりでしょうが、現在では各社0.3銭ほどのスプレッドところが多いです。SBI証券なら0.27銭です。
単純計算で1銭あたり1セントとして考えると、債券投資のための外国為替取引(買いも売りも)を行う場合、100倍ほどの高い手数料を払っているということになりますね。
円転コストとドル調達コストの往復ビンタが、私達個人投資家の債券投資を難しくしています。
はっきり言って、これほど無駄なお金はないのではないでしょうか。
ドル資産を複利で増やすために、せめて、利金の受け取りは外貨ですべきです。
(※ただし、利金の円貨で受け取って外貨資産に再投資しない場合、為替リスクを平準化できるというメリットもあります。)
では、外貨での受け取りについて具体的に見ていきましょう。
・マネックス証券は、自動で外貨建てMMFを購入してくれません。(利金を直接米ドルで受け取ることは可能)
そのままではただ預かってくれるだけで利子がつかないので、利金を受け取ったら早速、外貨建てMMFを購入することにしましょう。
「ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド USドルポートフォリオ(日興USドルMMF)」ですね。マネックス証券では米ドル建てのMMFはこれだけなので、これを購入です。
・楽天証券では、外貨で受け取る設定のほかに、自動で外貨建てMMFを買い付けする設定にすることも可能で、これを利用しましょう。
また、楽天証券では「GS米ドルMMF」と、「日興USドルMMF」が選べるので、その時々で利回りの高い方に乗り換えるとお得かもしれません。
2018年8月16日現在、
GS米ドルMMFは1.437 %で、
日興USドルMMFは1.496 %です。
ちょっと日興の方が有利ですね。今現在はこっちが買いでしょうか。
日興証券、ゴールドマンサックスに負けるな!!
…ふう、お盆休みなのに長めの記事を書いてたら疲れました。
ううむ、現在の金利状況では、アメリカ国債への投資もいいですが、リスクを取って太陽光発電への投資のほうも魅力的に映ります。
まぁ、間を取って、アメリカの大企業の劣後債あたりに投資するのがいいのかもしれませんね。
利回りが5パーセントはほしいところなので…
バブル期に定期金利で8パーセントの金利がついていたことがあったなんて信じられない今日このごろです。
ではでは。