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カテゴリ:本
大崎 善生フィーバーがとまらない!!
ヨーロッパ、編集者、ロック、恋愛、記憶、多重関係 とかとか大崎 善生さん節がある程度わかりつつも、 だからこそそこにひきずりこまれるわけなんです。 小説の主人公は小説家だし、 なんだか本人が自己体験を回想しているようにもみえる。 またこの本はなんで大崎さんが小説家になったのか? それをみつけるために書いているような気がする。 あと、忘れないうちに書いておこうと思うんだけれど、 パイロットフィッシュ?あたりからよく出会うことができる、記憶まわりの表現(記憶は大抵忘れるようにできると思われているけれど、実際はその記憶はふとした瞬間に思い出すし、時間がたったから薄くなるというよりは、場合によっては硬度が高まる みたいな。。。)が、自分は結構しっくりくる。 ![]() 著者: 大崎善生 出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ サイズ: 文庫 ページ数: 300p 発行年月: 2007年08月 SBN:9784043740048 本体価格 514円 (税込 540 円) 送料別 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 小説執筆のためパリのホテルに滞在していた作家・植村は、なかなか筆の進まない作品を前にはがゆい日々を送っていた。しかし、そこに突然訪れた奇跡が彼の感情を昂ぶらせる。透き通るような青空の下で、恋が動き出そうとしていた。ポケットに忍ばせたロックンロールという小さな石ころのように、ただ転がり続ければいい。作家は突き動かされるように作品に没頭していく―。欧州の地で展開される切なくも清々しい恋の物語。 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 大崎善生(オオサキヨシオ) 1957年、札幌市生まれ。2000年、デビュー・ノンフィクション『聖の青春』で新潮学芸賞を、翌年には第2作『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。また、02年には初の小説作品『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞する。ジャンルを超えて紡ぎ出される情感あふれる物語世界が多くの読者の支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) この商品に興味がある人は、こんな商品にも興味をもっています。 という結果がこんなことになっていて、ちょっとわらってしまった。 どういうリコメンド方式をとっているかわからないけれど、 東野圭吾さんみんな読みすぎちゃってかたよってるんじゃないかなぁなんて思ってしまう。 川上弘美 →溺レる 東野圭吾 →白夜行 →卒業 →予知夢 →容疑者Xの献身 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ぼくは大崎善生フィーバーが止まらなくなって、大崎善生さんのファンになってしまった一人です。
彼の作品の流れは、大体どれも喪失→再生なっていて、枠組みとしてはほとんど同じなんですけど、はまってしまうんですよね。 小説も好きですが、短編集も大好きです。九月の四分の一とドイツイエロー、もしくはある広場の記憶がおススメです。短編集っていいなと思った本です。 (2009年06月06日 02時51分20秒) |