リラックスして泳ごう

2006/01/27(金)21:49

平泳ぎの避抵抗技術(私の場合)

平泳ぎ(5)

大人になってから水泳を始めた私は平の足で水を捉える技術がまだまだ不足しています。キックが推進力にならない以上は、避抵抗技術でなんとか損を取り戻すように頑張っています。まず上体と大腿のなす角度を120°以上にしたい・・必然的にハーフキック気味になります。ハーフキックは足首の硬い人にもお勧めです。脚引きが深ければ深いほど臑の筋肉が痛くなるくらい足首を曲げる必要がありますが、ハーフキックだとその点はかなり楽になります。次なる避抵抗技術は腰を高い位置に保つことです。そのためにはキックは斜め下に蹴る必要があります。ここで有効なのはドル平の練習です。ドルフィンキックを打つような感覚で平足でも斜め下に蹴ります。下に蹴ってもスクリュー効果で水は後方に押し出されます。実はこの下に向かって蹴ることにより三つ目の避抵抗技術、縦のローリング「うねり」が生まれます。 平泳ぎは、脚引きの瞬間に体の移動が止まると言われています(腰の移動速度がゼロになる)。この停止する時間が短ければ短いほどゴールに早く到達できるわけで、脚引き時間の短いハーフキックはそのための合理的方法のひとつとも言えます。 私の場合はここまでですが、更に「うねり」をもっと積極的に使う技術もあります。それは体と共に進む、頭の前面にできた首飾り渦に手や肘を乗せて更なる推進力に変える方法です。しかしながら、これは強力なキック力が前提条件ですので競泳選手でもない限り難しいと思います。 避抵抗でもうひとつ考えなくてはいけないのはインスウィープを強く、速く終えることです。大きな推進力を得ようとして、両腕を大きく描いてインスウィープを遅らすと、逆に抵抗が増し大きく減速します。腕の力の弱い人は無理に大きくかかない方が良いかもしれません。 更に、インスイープで両腕を胸の前で抱きかかえる際にはしっかり肘を絞ること。そのまま腕を合わせ腹筋を使い「突き」の姿勢で前方へ伸ばします。水中の「伸び」では頭を腕の間にしっかり挟みストリームラインを作ります。頭の中のイメージでは、細い管を体を窮屈にして突き進む感じです。 平泳ぎは水の抵抗との戦いです。いかに減速させずに泳ぐかが気持ちよく泳ぐためのコツです。

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