洋上を振り帰って
今回の洋上教室では、2つ大きな収穫がありました。1つは、豊の国(大分県)との交流事業が子どもだけにとどまらず、中高生のジュニアリーダーの交流にまで発展したこと。前から県を越えたリーダー同士の交流は目標でもあったのでとてもよかった。今回参加してくれた4人のリーダーのうち2人の高校生のリーダーは指導者として号車長やサブチーフと行動をともにし、プログラム全体を把握してもらった。このことは来年以降の大分での活動に大きなプラスになるであろう。また2人の中学生リーダ-は参加者と行動をともにし、参加者の目線から次年度以降のプログラムへのアドバイスをもらうことにしたい。後でわかったことだが、そのうち1人は3年も連続でこの交流に参加していると知りすごくおどろいた。4人の活動の様子やレポートは、「日出町ジュニアリーダースクラブ」のHPを見てください。このまま子ども同士の交流のみならず、たくさんのリーダー同士の交流が深まり、お互いに切磋琢磨し、向上していけるようにしていきたいです。 2つめは、後輩リーダーがたくさん育ってきたと実感したことです。この事業を通し、多くのリーダーが自分を成長させることができると考えているので、何度も参加したいリーダーがたくさんいます。初めはなにも分からず、困ってばかりいたリーダーや子どもが時間の経過とともに大人になっていく、そんな成長がみられるのが、この洋上教室の醍醐味でもあります。そこで得た経験を糧に、さらに次の年、次の年と事業に参加協力することで、大きくたくましく成長していっているのです。特に今年はサブチーフ・号車長がベテランとなり、チーフの私が何もしなくても全てのことを順調にすすめることができました。また班付リーダーの中にも仲間と協力し、1人力以上の働きをしてくれたものもいます。一人一人が与えられた役割以上の働きをしてくれた結果、素晴らしい洋上教室となり、また一歩成長できたのではないでしょうか。今年は特にみんなの成長を身近に感じた年でした。もちろん成長の場はここだけではありませんので、ここで育ったリーダーには、広く県内外に活躍してもらいたいとおもいますし、また機会を一緒につくって活動していきたいと考えています。 2つの収穫は三重県にとっても大きな収穫だったのではないでしょうか。こうして、みんなの人間交流と、人生経験の場として最高の洋上教室を永年展開してきた三重県の子ども会に感謝し、チーフリーダーとして参加できたことこをうれしく思います。ありがとうございました。