カテゴリ:どろろ
![]() 今回は醍醐景光(中井貴一)率いる醍醐軍の鎧デザインを紹介しましょう。 映画の中では、将の鎧兜として登場しますが、実はこれは兵の鎧としてデザインしたものです。敵対する金山軍の赤備えに対し、醍醐軍は黒で統一しています。 過去かも知れないし未来かも知れない、日本によく似た、とある国の物語という、原作とは異なる設定のため、この鎧も平安・鎌倉期の大鎧と、安土桃山期の当世具足を足したようなデザインに仕上げてみました。肩から掛けている数珠は、徳川四天王のひとり、本多平八郎忠勝の肖像画で有名な金の数珠をモチーフにしています。 昆虫の触角のような長い前立は、薄い金属でできており、歩いたりすると振動で揺れて不思議な音色を奏でるという設定にしていました。 何万という兵がこれを着て、行軍したり戦ったりするシーンをスクリーンで観てみたかったのですが、大量に制作するには、お金も掛かるし、時間的に間に合わないということで、実現しませんでした。 ※映画「どろろ」のその他の設定画はこちらを御覧ください。 『どろろ」公式HP 映画『どろろ』公式ブログ “どろログ公式” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月20日 02時41分53秒
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