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カテゴリ:どろろ
![]() 醍醐景光は天下統一という己れの野望と引き換えに、48の魔物たちと、やがて生まれる我が子の体の48ヶ所を捧げる契約を結びます。そうして生まれたのが百鬼丸です。百鬼丸は自分の身体を取り戻すため、魔物退治の旅に出るのです。 魔物との契約の証(あか)しである額の傷は、錨(イカリ)の形にデザインしています。イカリの紋様は原作の「どろろ」に描かれた、百鬼丸の服の模様でおなじみですね。じつは当初、監督からはマンガチックになるので、映画に取り入れるのは難しい、と言われたのですが、40年前に「どろろ」と接した僕にとって、百鬼丸の服にはイカリの図柄は不可欠でした。実写にも耐え得るように質感を馴染ませ、百鬼丸の服に再現しました。 そして、こんなストーリーを考え、監督にお話ししました。 「ーーこのイカリ印は醍醐家の裏家紋であり、景光の妻・百合は、生まれたばかりの百鬼丸をそのイカリ紋の布に包んで川に流します。成長した百鬼丸は、この布で服を仕立ててもらい、旅に出ます。そして、百鬼丸と再会した百合は、服のイカリ紋を見て、百鬼丸が我が子だと知るのでした」 映画の中では、微妙にこの設定が生かされています。僕は、このイカリの形を象徴的な記号として、景光の額の傷や醍醐軍の槍の形に表現しています。塩田監督は、あれは百鬼丸が背負わされている宿命の重さをメタファーとして込めたのかも知れない、とおっしゃっていましたが、なぜ、手塚先生が百鬼丸の服をイカリの図柄にしたのか、ーー今となっては誰も知ることはできません。 (下段左から景光の額の刻印、醍醐軍の槍、百鬼丸の服の紋様) ※映画「どろろ」のその他の設定画はこちらを御覧ください。 『どろろ」公式HP 映画『どろろ』公式ブログ “どろログ公式” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月24日 01時41分45秒
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