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Suiko108 News

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2007年01月30日
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カテゴリ:どろろ
 前回、紹介した最初のバージョンを基に3パターンほど作り、塩田監督との打ち合わせを経て決定しました。初めの城を、かなり無理をして3分の1の高さに縮めたものですから、パースが不自然になってしまいました。監督にはその旨をお伝えし、おかしな所は修正しながら進めるようお願いして、後はお任せしたのですが……監督は美術スタッフに「この絵と同じに作ってください」と依頼されたそうです。不安定な感じが、逆に良かったのかも知れません。
パースの狂った建築物を作ることなど不可能だと思ったのですが、美術の方に完成間近のミニチュアを見せていただいて、驚きました。二次元の絵がそのまま立体に、見事に再現されていました。美術スタッフの力量、さすがです。

僕が今、絵を描いているのも、手塚治虫先生に憧れて、マンガ家を目指したのが始まりでした。手塚先生が医学博士でありながら漫画家でしたから、僕は理学博士で漫画家になってやろうと決心したのですが、残念ながら漫画家にも理学博士にもなれませんでした。それでも、僕の師匠の寺沢武一先生は、手塚先生のチーフアシスタントでしたので、僕は一応、"手塚治虫の孫弟子"と言うことになります。
『どろろ』のコンセプトデザインの依頼があったのは、二年前の7月末でした。その頃は、『PROMISEー無極』(2006年2月公開)の仕事からようやく解放され、あとは中国国内向けポスターの絵数点を残すのみという時期でした。映画『無極』は「"未来"における3000年前、アジアのどこか」そして、『どろろ』は「はるか古(いにしえ)か遠い未来か定かでない、日本によく似たとある国」。図らずも、2つの映画は、よく似た世界観を持っていたのです。僕は、それほど苦労することなく、『無極』の住人から『どろろ』の住人へと、引っ越すことができたのでした。
 このように映画『どろろ』は、偶然とはいえ、不思議な縁を感じた作品でした。

※映画「どろろ」のその他の設定画はこちらを御覧ください。
『どろろ」公式HP
映画『どろろ』公式ブログ “どろログ公式”





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Last updated  2007年01月30日 01時33分42秒
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suiko108@ Re:こんにちは~。(☆≧∇゚)ノ(08/31) masunetgalleryさん 上手ですね! 正子…
suiko108@ Re[1]:★大三国志展IN神戸、開幕!(09/05) masunetgalleryさん こんにちは。 埼玉…
masunetgallery@ こんにちは~。(☆≧∇゚)ノ suiko108さん こんにちは~。(v^-^v) …
masunetgallery@ Re:★大三国志展IN神戸、開幕!(09/05) こんにちは~。(^_^)v 神戸では近くな…
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