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カテゴリ:書籍 海堂 尊
[主な登場人物] 速水 晃一・・・救命救急センター部長。"ジェネラル・ルージュ" 花房 美和・・・救命救命センター看護師長。"ハヤブサ" 田口 公平・・・不定愁訴外来(愚痴外来)講師。リスクマネージメント委員会委員長。速水と同期 藤原 真琴・・・愚痴外来専任看護師。 高階 権太・・・東城大附属病院院長 如月 翔子・・・救命救急センター看護師。歯に衣着せぬ"爆弾娘" 浜田 小夜・・・小児病棟看護師。翔子の親友 白鳥 圭輔・・・厚労省の役人。ロジカルモンスター。"火喰い鳥" 姫宮 ・・・白鳥の唯一の部下。"氷姫" [物語] バチスタ・スキャンダルから9か月 リスクマネジメント委員会委員長となった田口のもとに友人であり、ICUで絶大なる権力と信頼を受けている将軍・速水が汚職に手を染めているという内部告発文書が投げ込まれる 病院長と相談した田口は、まんまとその調査を引受されられてしまう 果たして田口は無事リスクマネジメント委員会を引きまわせるのか 病院内の汚職の真実とは [観想的なもの] 「チーム・バチスタシリーズ」第三弾にして二作目の「ナイチンゲールの沈黙」と時を同じくして起きる裏の事件 両方読むとそれぞれがリンクし合っていて面白い 見どころは、リスクマネジメント委員会と双璧をなすエシックス・コミティ(倫理問題審査委員会)を率いる沼田助教授の空疎にして慇懃無礼な言い回しと、クライマックスで修羅場と化した病院の中で神の如く自在に周囲を動かし、大災害を力ずくで乗り越えるジェネラル・ルージュ(血みどろ将軍)の活躍 アクティブ・フェーズと厚顔無恥を武器に暴れる白鳥もそれ以上のアグレッシブ・フェーズと唯我独尊を身上とする速水の前では霞んでいたかも 人物描写 ★★★★☆ 物語 ★★★★☆ 技術 ★★★☆☆ インパクト ★★★★★ 総合 ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月29日 23時41分43秒
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