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カテゴリ:ドラマ
前クールでやっていて評判がよかったので消さずにまとめて鑑賞
8回目まで終了 大まかなスジとしては、熱血で正義感の強い斉藤さん(観月ありさ)が世の中のおかしなことに対し、ぶつかっていき、傍らの真野(ミムラ)や他の保護者も次第に感化されていくというもの 一つの正義を貫くことで損なわれる正義もある 学校で習うような正義(=斉藤さんの正義)と大人の事情をくんだしきたりの対立 単純な勧善懲悪ものにしなかったところが大人のドラマな感じもする ひたすら"正義馬鹿"な斉藤さんが孤立していくのもこのドラマのスタンスを表している この辺まではOK。徐々に対立していたおかあさんたちも斉藤さんに理解を示していくのもドラマとしてありだろう しかし、である 斉藤さんが対決していく"小悪"はどうなんだろう? 幼稚園の施設を破壊するくらいの不良なのかと思いきや、こっそり幼稚園児の背後にまわってスプレー吹いたり、夜中に斉藤さん一人を取り囲み、すわ拉致監禁かと思いきややっぱりスプレー掛けるだけだったり。 あげくお母さんに注意されて身動きとれなくなる不良のリーダーってどうなの? 突っ張ってた女子高生も妙に斉藤さんに協力的だし。 心を許すのはわかるけど、あそこまで至れり尽くせりで斉藤さんに尽くすのはどうなんだろう? 加藤雅也演じる市議会議員もあんたは市長さんかってくらい市政に(主として細々したことだが)突っかかってくるし。 だいたい一市議の報復で学区の変更なんてできないでしょうに。 扱ってるテーマが、モンスターペアレンツとか荒れる未成年(親が権力者)なんてシリアスなものなだけにその落差がもったいない 前半は斉藤さんの単純な正義感が通用しない現実を浮き上がらせようとして、中途半端な結末だと思いきや、後半は逆に大勢の人が斉藤さんシンパになって押し寄せるというバランスの悪さ ドラマ当初現実派のリーダーだった三上(高島礼子)が斉藤派に偏向し、相変わらず現実派の山本さん(濱田マリ)と対決姿勢を強めていくのは、この辺の変遷を思わせて興味深い 三上はどちらについてもバランスよく理路整然と主張でき、一番のバランスの良さを感じさせる。流石に大人の女といった感じ。 閑話休題 ドラマとしては「現実は単純に勧善懲悪では割り切れないよ」ってところをテーマにするのか、それとも正義はいつか必ず実現するんだってところをテーマにするのか その辺がぶれなければいいなと思いつつ、残り数話を見ている今日この頃である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月07日 18時53分54秒
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