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カテゴリ:書籍 有川 浩
フリーター、家を買う。 [物語] 二流大学出の武誠治は、そこそこの会社に入社するも社風が合わず、三か月で退社 その後、就職活動もそこそこにアルバイトを転々とし、いつしか立派なフリーターと化していた そんなある日、母が壊れる 開業医に嫁いだ鬼姉が舞い戻り、一家が住みだしてから20年近く、隣近所から悪質な村八分に遭っていたこと 能天気な父と誠治はそのことに気が付いていなかったこと 母の病気の治療には根気と時間が必要なことを怒鳴り散らす 母の病気を治すためには、今の環境を脱しなければいけない 母の惨状を目の当たりにした誠治は目を覚まし、昼は就職活動、夜は肉体労働と社会復帰を目指す 病気に理解のない父親を説得し、無事に引っ越しにこぎつけることができるのか [観想的なもの] 「図書館戦争」の有川浩の作品 タイトルからフリーターが物件探しをして、ローンを組んでというあたりの紆余曲折を交えて紹介するのかと思いきや、うつ病の母親とそれを支える生真面目な坊ちゃんの奮闘ものだった ネタばれすると結局家を買ったのは父親だったし^^ ただ、フリーターが就職するためにはどうすればいいのか、とか 現状に甘えるフリーターが、そのことに気が付いていく過程とかは読んでて面白かった この作者のカラーとしては、ベタ甘ラブストーリーとシリアスな社会派がうまいことミックスされているところなのかなと勝手に思ってるんだけど今回はシリアス度満点で、でもしっかりエピローグでベタ甘路線もしっかり押さえていて◎ まだ、図書館戦争シリーズしか読んでいないので、しばらく有川ワールドに没頭してみやうか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月01日 16時48分56秒
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