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2009年12月06日
カテゴリ：ドラマ
散弾型の爆弾を持つ男・矢島(平山浩行)が女性(南沢奈南)喫茶店に立てこもる
宇佐木はバイトの女の子の代わりとなって潜入する 宇佐木の誘導により、犯人と被害者の身元が判明 ストーカーとストーカー被害者 ストーカー被害者の自宅へ向かうと家族が襲われ、重体の状態で発見される ストーカーと交渉時人質のひとりが暴走し、爆弾のリモコンが転がる 宇佐木はリモコンではなく、暴走した人質を抑え、刑事だとばれる 宇佐木は、犯人と被害者が単なるストーカーではなく、関係者ではないかと推理する 犯人と被害者の関係が明らかになったところで、ほかの人質が逃走し、現場はパニックになり、宇佐木は犯人を取り押さえるが、人質だった女がリモコンを奪取し、犯人をかばう 事件解決後、宇佐木は地域課の警官から聞いたはなしからある推理に行き当たる 途中でリモコンをゲットする機会があったにもかかわらず、まさかのスルー(その後現場がパニックになり結局犯人を力ずくで押さえつけている) まぁ、あそこで押さえてしまったらごくありふれた事件になってしまうのだけど、その辺を自然に演出できるかどうかは腕の見せ所 宇佐木が、事件の裏にあるものを明らかにしようという意図はわかるが、とりあえず犯人を確保してから取調室でやればいいだけのはなし 自らの交渉術を過信した揚句の失態、という態なら分からなくもないが、そういうエンディングじゃなかったし、シーズン２の中盤でそんな態はいらない 三匹のこぶたの話は興味深かった それまで、かなりツッコミどころも多かったのだが、相互に依存しあい、どちらが被害者というわけではなく侵食しあう関係というテーマ 被害者と思われた綾乃に姉の殺人未遂という容疑をくっつけるだけで、犯人・矢島は綾乃を愚直に守るナイトにしてしまった それまでのドンくさいキャラクターが逆に生きて「容疑者Ｘの献身」みたいに悲哀がでてよかった ただ、正直矢島は綾乃に利用されただけで、出所しても相手にされないだろうけど 三匹のこぶたのはなしは、姉・妹の関係にも当てはまる 姉の庇護の元、苦労も知らず生きていく妹 でも妹の方は姉に守ってほしいとは思っていないのに、姉は妹を支配することで自分の自我を保っている 支配と被支配ここにも相互依存が発生している それなりの地位を築いたと思われる南沢奈南がここでほとんどセリフもないような端役で出てきた理由が最後で明確になって、すとんと落ちた しっかりもので、地位も財力もあり、それでいて(恋人はいるかもしれないが)結婚していない姉 そんな姉に劣等感を抱きつつも、なにも対抗手段を持たない妹の冷たい怒り そこに利用してくれと言わんばかりの愚図な男 かなり計算がされていて、一時間のドラマで出すには惜しいくらいのクオリティだった やばいちょっと甘く見てた--; かなりいい出来 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2009年12月06日 12時43分11秒
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