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テーマ:レンタル映画(815)
カテゴリ:映画
[出 演] 堺 雅人(猪山直之)・・・主人公。加賀藩御算用者→側仕え 仲間由紀恵(猪山 駒)・・・直之の妻 中村 雅俊(猪山信之)・・・直之の父。加賀藩御算用者 松坂 慶子(猪山 常)・・・直之の母 伊藤 祐輝(猪山成之)・・・直之の長男。加賀藩御算用者→海軍主計官 [監 督] 森田 芳光 [物 語] 江戸末期天保年間 代々御算用者の家に生まれた猪山直之は自身も御算用者として取りたてられ、そろばん侍として頭角を現す ふとしたことから上司の不正を暴いてしまい、政争に巻き込まれ、自身は側仕えに出世する しかし、家計が火の車であることが発覚し、破産を前に恥も外聞もなく、家財を売り払い、借金の手当てを行う 仕事にまい進し、借金にめどがついたころには時代は幕末を迎え、息子成之は、時代の濁流に翻弄されていく そしてそこで成之の命を救ったのは自身が忌み嫌った猪山家のお家芸・算術だった [観想的なもの] 時代劇だが、従来の侍劇ではなく、算用者を主人公とした官僚としての侍の側面を扱った作品 堺雅人がいい味を出しており、やっぱりこの人の作品は外れがない 主人公の若いころからおじいちゃんになるまで演じ分けているが、この人と仲間由紀恵の夫婦は本当に年をとっているみたいにその世代世代をしっかり演じ分けている気がする 見栄っ張りの母(松坂慶子)、仕事はそこそこ優秀なんだろうが、どこか抜けている父(中村雅俊)。それぞれがうまく表現できるようエピソードも織り込まれており人物がうまく浮き彫りにされており、ストーリー全体はわりと盛り上がりに欠ける淡々とした3代記なのだが、しっかりと見させてくれる 面白かったのは部屋のアクセントの「ろうそく」 猪山家の財政危機が発覚していなかったころは長いろうそくをぜいたくに使っていたのが、質素倹約になってからは短いろうそくをちびちびと使うようになり、また、家計がしっかりしてくるとろうそくも長くなり、明治になるとこれがガラス瓶で覆われるようになる それぞれが猪山や周囲の時代背景などを反映してそうで細かいところだが、面白かった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月20日 17時40分00秒
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