家庭内単身赴任?オヤジの手酌日記

2008/11/21(金)07:09

今年の味は?

ワイン(6)

おはようございます。独酌です。 毎月20日はデータの締め日なのでテンテコ舞。 帰りが真夜中になってしまいました。 今日11月20日(日付は既に21日になってしまいましたが)は、【Beaujolais nouveau:ボジョレー・ヌヴォー】の解禁日でしたね。皆さんは召し上がりましたか? 独酌も帰りがけに家の前のセブン・イレブンで1本買ってきました。【Georges Duboeuf:ジョルジュ・デュブッフ】2100円也。 質を考えたら高いよなぁ・・・【nouveau】と言うのは本来、その年のブドウの出来を見る為の試飲酒です。 ワイナリー(造り手)がバイヤー(買い手)に味見をしてもらう物ですから無料で振舞われる物でした。 これはボジョレーに限った事ではなく、フランス全般では【primeur:プリムール】と呼ばれています。 本来の意味は「初めての」「一番目の」を意味する形容詞ですが、 一般的にワインの「新酒」の意で使われています。 少しお洒落に「初恋」という意味で使われる事もあります。 イタリアでは【Novello:ノヴェッロ】となり同じくワインの新酒を意味します。味見用の振る舞い酒ですし、熟成の手間隙を掛けていませんから大抵が安価な物です。 造ったばかりで寝かせ(熟成させ)ていないブドウジュースとワインの中間みたいな代物が何故ボジョレーだけ高いのかと言うと、先に書いた通り厳しく解禁日が決められている為です。 それぞれの国の現地時間で11月の第3木曜日の午前0時に一般への販売が解禁されます。 日本は時差の関係から世界の先進国(フランスからワインを輸入して庶民が飲める程度)の中で最も早く解禁を迎えますので、ワインとしては例外的に空輸されます。 普通だったら帝王【ロマネ・コンティ】でも船に積まれて来るのにですよ。 その上に出荷が集中する為に航空運賃が極端に高くなります。足元を見る商売は何処も同じという事でしょう。 日本ではバブルの1980年代に大ブームとなり、解禁日未明に成田空港まで行って飲む人まで現れるなどのお祭り騒ぎでしたが、流石に下火になりました。それでも24時間営業のコンビニやレストラン、バーなどではイベントも兼ねて当日午前0時になった瞬間に販売を始めるところが多いです。そんな訳で小売価格が1本2000~3000円ですが現地では半額以下、そして他の新酒なら20フラン(500円弱)で買えますよ。本来は割安な試飲用のワインを高値で大量(総輸出量の半分近く)に買ってくれる日本人はメーカーにとっては、これ以上ない上客でしょうが、フランスの人(普通の消費者)は価格の高騰や品薄化などが起きているのであまりいい顔はしてません。 ワインではないですが、昔【Hennessy :ヘネシー】の工場に見学に行ったら「良く来た! 日本人!!」と偉く歓迎されました。 訊けば「日本人はケチなアメリカ人の10倍のコニャックを買ってくれる」との事でした。 そりゃ、まあ日本にはコニャックを水やウーロン茶で割って飲むという、酒の味が判る人が見たら卒倒しそうな事をやってる人が一杯いますからねぇ・・・「飲み方はともかく、たくさん買ってくれる日本人はいい奴だ!」と言われて素直には喜べませんよ。 ただ今日は肴が生牡蠣を除いて日本酒に合うものばかりだったので貰い物の【菊水】を冷で。 ここの社長は従姉妹の友達なので新酒が出来ると送ってくれます。 ありがとね・・・さて、昨日のお話の続きを。 そう思ったら、もう会社に行かねばならない時間! ちょっと目を瞑っただけだと思ってたのに・・・あまり眠った気がしないんだけどなぁ~! もうちょっと眠りたいオヤジに愛の手を! ポチッ!と応援お願いしま~す!!

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