2007/11/22(木)23:46
国のない男
国のない男
昨日は、すごくばたばたしていたのですが
この本だけは読み終えました。
最初、前衛的でとっつきにくい感じがしていたのですが、
読めば読むほど味があるというか、
面白い本でした。
私の心に一番残った言葉は
「われわれは全員、化石燃料中毒なのだ」
です。
・・・確かに。
この一言で、世界紛争とか、地球温暖化とか、いろんなことを言い表していると思いませんか?
鋭く、現在を指摘して、
毒もあるのに愛がある。
そんな、カート・ヴォネガット氏の遺作です。