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2007/07/02(月)15:13

治療法が無いと言われて・・・その1

治療法が無いと言われて(4)

今日あたりは良いけど、暑い日が続くと本当に困ります PCを使える時間が限られてしまいますから・・・ (過去に熱でハードディスクを焼いた経験2回あり) 先ほど、自宅で仕事となった主人とハードオフへ行って来ました。 我が家には主人が組みあげたPCの本体が4~5台、転がってます。 いかに安く(ジャンク品ばかり)、性能の高いPCを組み上げるか!というポリシーを持っている人なんで、案外やっかいです 昨日も熱で仕事用PCのキーボードが壊れ、100円のジャンク品を買って来ました~ 他にも、私の目から見るとガラクタばかりを購入・・・ホント、私には理解不能の世界です。 でもこーゆートコへ行くと、昔の音楽CDが捨て値で売っていたりして、これを探すのが好きで一緒に行くんですけどね~ 「もう治療法がありません」 こう、言われましたというメールを今まで何人の方から貰ったか知れません。 同じ言葉でも、患者さんの状態はまちまちです。 素人の私から見ても、いくら何でも未だ早いんじゃないか?と思える患者さんもいますし、さすがにもう厳しいのでは?と思う患者さんもいます。 そんな患者さんの何人かの症例を数日かけてご紹介したいと思います。 ある40代の女性患者さんの場合 術後に再発した彼女は、抗癌剤治療に疲れていました。 そんな時に腸がもう殆ど動いていないし、もう治療をしても効果は期待できない・・・・こう、言われました。 有名な大学病院の患者さんです。 でも、彼女はまだまだ体は元気でした。 自由に動き回れるし、未成年のお子さんもいます。 主治医の移動の時期と重なった事もあり、新しい主治医に代わった途端、この言葉でした。 副作用に嫌気がさしていた事もあり、彼女は案外この言葉をすんなりと受け止めました。 もう、あんな辛い副作用とはおさらばだと思うと、気が楽だったようです。 正直、この話を聞いた時は「未だ早い!!」って思いましたが、どんなに周りが頑張って欲しいと願っても、辛い思いをするのは本人です。 本人の気持ちが最優先・・・・ご家族もご本人の意志を尊重しました。 大学病院から緩和ケアの小さな病院に移り、通院が始まりました。 ここの医師は、緩和ケアを得意としている事もあって穏やかで優しい医師でした。 不安な思いをまっすぐに受け止めてくれて、時には手を握って安心させてくれると、彼女はこの医師を気に入っていました。 ですが、どんな体調の不調を訴えても鎮痛剤しかくれません。 緩和ケアですから、これは当然なのですが、体が自由に動く彼女は次第に不満になり再度治療は出来ないものかと、少しずつ思うようになったのです。 そして、再度奮起しました。 思い切って転院し、治療の再開です。 緩和ケアにいた頃が丁度良い休薬期間となったのか、再開した治療は良く奏効してくれました。 もちろん、又、辛い副作用が始まりましたが彼女は耐えました。 そして、積極的に旅行をしたり、お子さんの学校行事に参加したりと、一度諦めた人生を謳歌しました。 辛い思いも沢山しましたが、彼女にとっては改めて奮起した事で楽しい思いも沢山出来たようです。 やっぱり、あの治療終了は早かったのだと、つくづく思った患者さんでした。

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