すくすく毎日向上計画

2008/01/12(土)22:13

『お金は銀行に預けるな』/『谷川俊太郎質問箱』

2008年の100冊。(20)

楽天始めブログや雑誌でいろんな方が取り上げているこの本、とうとう読みました。 今話題の勝間和代さんの本です。 「1年に100冊本を読む」目標の2冊目。 お金は銀行に預けるな いや~、評判通り面白かった!ですー。 今まで、漠然と「貯金」「投資」と思っていましたが、 投資をすることによって労働以外で収入が得られることになる、つまり ワークライフバランスをとっていく手助けとなる、という発想に目からウロコ。 お金をただ銀行に預けていることは、リスクを抱えているのだという主張もごもっとも。 「投資」って、面倒に思いがちですが 『これまでリスク資産に投資をしてこなかった人の二大理由は、「仕事で忙しく、そんなことを勉強している時間はない」「自分の少ない資産では運用してもどうせほとんど利益が出ないから、定期預金にしても、他の資産にしたとしてもそれほど変わらない」というものだったと思います。  しかし、それは違うのです。「金融の勉強をしないから、いつまでも労働でしか対価を得られないために忙しい」のであって、かつ、「運用をしないから、いつまでも資金が少ないまま」なのです。鶏と卵の関係です。』 という一説になるほど~と思いました。 確かに、自分達が年金世代になったとき今と同じ給付水準かは本当に疑問だし、 その頃になって慌てて投資を始めるのは、かなり不安。 (多少の)失敗が許される若いうちに経験をつんでおくのも大事かな・・・。 また、私は社会学部出なのですが、 最終章「金融を通じた社会責任の遂行」は本当に面白かったです。 社会主義と資本主義の話や(←このあたりを昔少しだけですが勉強しました)、 政府が打ち出している「小さな政府」とは何を意味するのか、 これからどんな世の中になっていくのか・・・は読んでおいて損はない! 金融リテラシー(この単語、「金持ち父さん貧乏父さん」にも出てきます。)を持っていないと自分の身を守れないとまで! 熱く書いてしまいましたが本当に面白かったです。(くどい) 今年3冊目に読んだ本は、谷川俊太郎さんの、 『谷川俊太郎質問箱』。 こういう、質問に対して雰囲気ある答えが出せる人、側にいたら好きになっちゃうなあ(笑) うまくいえませんが。 質問に対して雰囲気ある答えが出せる人、と言って思い浮かぶのが村上春樹さん。 以前読んだ「質問」の本(何冊かあるのでどれだったかは忘れてしまいました・・・)で、 『彼女に、「私の好きなところを100個言って」と言われて、困ってしまいました。 村上さんならなんと答えますか?』 という質問に、 『それは101個答えます。それが男ってものです』 みたいな問答で、やられた!と思いました。 私があまりにも感動し、そのことを当時の彼に言ったところ、 「俺は○○(←私です)の好きなところ、102個言える」 と言うではありませんか! 実際言ってもらった覚えはないのですが(笑)それが今の夫です。へへへ。

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