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カテゴリ:日常の出来事
おひるね母さんのお家の前に、 6軒の新しいお家が建ちました。 草ぼうぼうだった土手を 削って、平らにして、 それはもう爆音工事の毎日でした。 固い岩盤が土中にあったらしく、 工事は難航していたようでした。 雨の日も風の日も、 大きなショベルカーは動き続けていました。 そんな大変そうな工事の日々を見ていくと、 外で働く方々のご苦労を感じてきて、 騒音だった工事の音は、 いつの間にかおひるね母さんの中で、 すてきなリズムになっていました。 見事に更地になると、 今度はお家が建ち始めました。 スパーン スパーン 釘を打つ音が毎日のように響き、 なんだかわからないけれど、 その音がおひるね母さんは苦手になってしまいました。 でも、 雨の日も風の日も 工事を頑張るお兄さんやおじさんたちを見るにつれ、 その音も、なんだか心地よくなっていました。 気持ちって変わるものなんだね さて、 お家が完成すると、 今度はいろんな人たちがお家を見に来られていました。 おひるね母さんにとっては、 とても大切なご近所さんです。 初のお向かいさんです。 どんな方が来られるのか、 どんなご家族が来られるのか、 期待と不安で わくわくドキドキでした。 毎日、 お祈りしていました。 いい方が来てくださいますように。 そうだ、祈ってばかりじゃだめだ! おひるね母さんも心をきれいにしよう! 心だけじゃだめだ! お部屋もきれいにしよう! そしたら、きっと心のきれいなやさしい方が 来てくださる! ふとそう思ったおひるね母さんは、 自分の気持ちや行動を振り返り、 日々、大切に過ごそうと思い直しました。 今日も、あとぴっちが、 お向かいのお家の子どもたちと、 楽しそうに遊ぶ声が聞こえています。 まだその仲間に入れない、 1歳になったばかりの子もいます。 ご夫婦でとても笑顔のすてきな やわらかい雰囲気のおふたりも 来てくださいました。 夕方になると、 子どもたちが名残惜しそうに帰っていく声がします。 まーだー あとぴっちおねーちゃんとー あーそーびーたーいー と泣いてる子も… おひるね母さんお気に入りの、 あかい夕日も いろんな色に空を染めてくれる夕焼けも、 みんな 見方してくれている気がします。 出会った人々を大切にしていこうと思います。 ここにすんで11年、 やっとお向かいさんが出来た おひるね母さんでした。 うれしいです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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